見出し画像

最終日に滑り込み!庭園美術館「英国王室が愛した花々」展

11月最後の日曜日、
どうしても行きたかった美術展の最終日に
滑り込むことができました。

それは目黒の庭園美術館で開催されていた
「キューガーデン 英国王室が愛した花々 
シャーロット王妃とボタニカルアート」展。

画像1


英国王立植物園「キューガーデン」は
1997年に英国で過ごしている間に
何度も訪れた大好きな場所です。

拙著「1997」シリーズ(amzn.to/30JnNNC)でも
何度かキューガーデンが出てくるので、
覚えていてくださる方も
いらっしゃるかもしれません。
 
思い出の場所を思い出しながら、
今回の展示にワクワクと足を運びました。

庭園美術館に行くのも初めてでしたが、
その名の通り広々したお庭も静かで気持ちよく、
散歩を楽しんでから展示会場の
旧朝香宮邸に向かいました。

画像2

キューガーデンは22万点以上の
ボタニカルアートを所蔵しており、
今回の展示はその植物画中心。 

キューガーデンは
ジョージ3世とシャーロット王妃の時代に
飛躍的に規模を広げ、
中でもシャーロット王妃が
キューガーデンの発展にも貢献しました。

そのため、植物画の展示だけではなく、
その時代背景や、
シャーロット王妃が愛し、王室御用達となった
ウェッジウッド社の陶磁器なども展示され、
英国の自然科学や植物画の発展の流れも
たどるような展示でした。

自分が知っている花も
やはり英国で栽培されたものや
他の国から収集されたものは
日本で成長するものとは
異なるものも多いでしょうし、
植物画になると、また雰囲気も変わります。

画像3


(撮影可能セクションにて)

いわゆる「植物画」で
植物のみが描かれているものが
多いのですが、
夜に咲く植物は時計が深夜を示していたり、
エジプト原産の植物は
背景にピラミッドらしき建物が
描かれているものなど、
その植物の特徴を
背景で物語るような作品もあり、
興味深く拝見しました。 

重要文化財である旧朝香宮邸の建物も
モダンで美しく、
その中で今回の展示を見られて
さらに贅沢に楽しむことができました。

画像4


とても素敵だったので
図録を買おうかと思ったのですが、
最終日ということもあり、完売✨

わたしが好きなマリアンヌ・ノースの作品は
きていなくて残念でしたが、
それでも、
久々にキューガーデンに再開したような
幸せなひとときでした。 

画像5

(撮影可能セクションにて)

今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

*今年完結した「1997」シリーズ、
読んでいただけると幸いです。
amzn.to/30JnNNC


先日「1997年は半年パリで仕事をしていた」
という方に出会い、何だか嬉しくなりました(^ ^)

カフェで書き物をすることが多いので、いただいたサポートはありがたく美味しいお茶代や資料の書籍代に使わせていただきます。応援していただけると大変嬉しいです。