はじめてのポストカード作成でこだわりすぎてしまった話
はじめまして、yukiと言います。普段、TwitterやInstagramで写真を投稿していたりします。
はじめてnoteを書くのですが、こんな感じのタイトルです。
今回、あることをきっかけに販売用のポストカードを作ってみたのですが、少しリッチな値段になってしまいました。
仕方がないのでnoteに値段の言い訳を書こうと思っています。お時間ある方は読んでやってください。
お時間ない方はストアだけでも良かったらどうぞ!
きっかけ
2020年11月。ストリートフォトのグループ展に出展したのですが、展示を見に来てくれたある方から「ポストカード作らないんですか!?」と言われ、ポストカードプロジェクトが始動しました。
ポストカードを作り始めたは良いものの、ついついこだわってしまい、結果として少しリッチな価格になってしまいました。
初めて販売することを踏まえれば、原価を抑えて手に取っていただきやすい価格にするのがセオリーかと思います。これに従ってさえいれば、こうしてnoteを書く羽目にもならなかった訳です。
・・・
試しに作ってみるか!ではじめた手前、売れる数が分からない、あるいは少ないだろうと思い、外注することは最初から考えませんでした。
1部から作れる受注生産です。自宅のプリンターで印刷することを前提に、ポストカードの作成を進めていきます。
確かあの方が「1人でも買ってくれる人が居れば販売する」と言っていて、そのスタイルに共感したことを覚えていました。一度アクセルを踏んでみると、販売の経験は後で役立つ気もしてきて順調にリリースできました。
言い訳…こだわりポイントを1つずつ書いていこうと思います。
こだわりポイント
1. 紙選び
2. プリント
3. 仕上げ
4. ポストカードの使い道
1. 紙選び
まず、展示作品に近いクオリティでポストカードを作成したいと考えました。(これが最も大きな過ち)
こちらがグループ展の展示作品です!
作品のプリントは自宅で行っており、プリンターはCanonのPRO-10S、用紙はピクトリコのシルバーラベルプラスを使っています。
同じ紙に印刷するのがベストと考えたのですが、あいにくポストカードサイズはラインナップにありませんでした。残る選択肢は2つです。
①A4サイズの紙に印刷してポストカードサイズにカットする
②ポストカードサイズで似ている紙を選ぶ
①を選んだ場合、カットに失敗して沼にはまりそうです。歩留まりを上げるため②にしましょう。
似ている紙を探す上で、次の2点に重きを置きました。
・上質で厚手
・できればバライタ調
ちなみに、バライタというのはフィルム写真のプリントに使う印画紙の一種です。モノクロフィルムにマッチした良い感じの紙があって、それに似たプリンタ用紙がバライタ調といった感じですね!
展示に使ったシルバーラベルプラスもバライタ調を謳っています。
大学生の頃にフィルム写真にハマっていて、現像やら引き延ばしやらをやっていました。その名残りでバライタ調が好きなのです。
そして見つけた紙は以下の2つです。どちらも高い!
実際にプリントして、比較した結果がこちら。
ピクトラン局紙
・ポストカード感のあるアイボリーがかった紙
・手触りが良い
・表面の光沢感が目立つ
・少し安い
ピクトラン局紙バライタ
・バライタ調で白色度が高い
・手触りはいまいち
・半光沢で写真も見やすい
・少し高い
・独特の匂いが強い
散々悩んだのですが、最終的には局紙バライタを選択しました。
やはり、作品のプリントを再現したい思いが勝ちました。
2. プリント
印刷する写真は展示の4枚。これに自分のキャラクターを表すシマシマ写真2枚を追加し、計6枚にしました。
ポストカードは宛名面に「POSTCARD」あるいは「郵便はがき」と記載する規格があるようです。
郵送利用されることは無いと思うので準拠しなくても良いのですが、せっかく作るので、「POSTCARD」、および「名前と年月」(Yuki Endo, 2020.11※写真展が11月だったので)を宛名面にプリントしました。
(ちまたのポストカードもそんな感じになってますので、ぜひご覧あれ)
用紙の裏面に文字をプリントし、乾かしてから表面に写真をプリントしています。
3. 仕上げ
仕上げとは?
選んだ紙に独特の匂いがあったことを覚えているでしょうか。
あの、独特の匂いをどうするかです。。。
用意するもの
・密閉容器(フードコンテナ)
・クシ2ケ
・消臭ビーズ
写真をクシに刺すことで間隔を空けておくことができます。
消臭ビーズと共に一晩寝かせましょう。
※匂いは完全に取れていないため嗅がないでください。
最後にフラットニング(写真をまっすぐにすること)をして完成です。
(フラットニングと言っても本とか重いもの載せて、こちらも一晩寝かせている感じです。)
4. ポストカードの使い道
最後に、ポストカードを購入して、それをどうするのか考えてみました。
私は趣味で美術館によく行くのですが、展示を鑑賞した記録として必ずポストカードを買ってきています。
買ってきたポストカードは、スリーブ入れて、マスキングテープで壁に貼り付けていました。
購入していただいた方には、同じようにどこかに貼っていただけたら嬉しいという思いから、ポストカードは1枚ずつスリーブに入れることにしました。
保管にも便利ですし。
こんな感じで。
ご自宅のモナリザ横が空いてましたら貼り付けてやってください!
さいごに
長くなりました。。。
ここまで目を通していただいた方、本当にありがとうございます。
こだわりポイントを見て、「買っても良いかも」と思っていただけましたらポチってやってください。めちゃくちゃ喜びます。
今回、商品としての作品を思考錯誤しながら作ってみて、良い機会になったと思っています。ストアも開設できましたし。
写真のクオリティも上げて、また何かの形で販売などできたらなと思います。
Twitterでは写真を毎日投稿しているので良かったらチェックしてみてください!
また、ポストカードにしたようなモノクロ写真はInstagramにも投稿しています。こちらも合わせて見てやってください!
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