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セラミド不足はシミ・シワ・タルミの原因に

肌の潤いを保つ「保湿因子(皮膚に元来備わっている保湿成分)」には「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」の3つがありますが、その中でも特に重要なのは細胞間脂質の50%以上の組成を占めるセラミドです。

セラミドとは角層の細胞間のすき間を満たしている細胞間脂質の主成分です。

セラミドの働きは、水分保持機能とお肌のバリア機能。
角層がしっかり潤っていてセラミドが正常な状態の時は、水分をしっかりとはさみこみ、角層から水分を蒸散するのを防ぎ、みずみずしい状態を保つことができます。
そして、ウイルスやアレルゲンなどが、体内に侵入するのを防ぎます。

セラミドが少ないと肌の水分が失われやすく、うるおいがなくなり乾燥肌につながります。
お肌が乾燥すると、シワやタルミなどの年齢肌の原因にもなったり、紫外線の影響も受けやすくなります。

化粧品に配合されるセラミドは、原料により大きく4種類に分かれます。

天然由来の「動物性セラミド」、「植物性セラミド」、合成由来の人のセラミド構造に似た「ヒト型セラミド」、セラミドに似せて石油から化学合成した「疑似セラミド」です。

中でも皮膚への浸透性がよく、高い保湿効果が期待できる「動物性セラミド」や人の肌と相性がよく、高い保湿効果が期待できる「ヒト型セラミド」がおすすめですが、価格はやや高めになります。

また、選び方として注意したいのが、配合量。「〜配合」とうたっている場合、原料だけでなく「配合量」も確認しましょう。

パッケージの成分表示の記載順序は「配合量の多い順に記載する」という決まりがあるため、成分表示の前のほうに記載されているほど、配合量が多いことになります。

化粧品のパッケージの成分表示を確認して選んでみるといいですね。

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