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コーチングとの出会い

私が潰瘍性大腸炎を前向きに捉えることができている要素はいくつかあります・そのうちの一つがコーチング。

2013年3月、関西トレーナー会の代表が「東京行かん?」って声をかけてくれました。

すごい人に会いに行くねん

とのことで夜行バスで東京へ。


メンタルコーチDさん

お会いしたのは、メンタルコーチのDさん。

第一印象は、とっても優しい、柔らかい雰囲気の方。

Dさんのコーチングはアスリートへのサポート、いわゆる「スポーツメンタルコーチ」でした。

公開コーチングを見学させていただき、最後にちょこっと体験も。

そこで見たメンタルコーチの姿は、

“メンタルが病んでいる人を助ける”

ではなく、

“すでに夢を持って進んでいる人をサポートする”

というものでした。

コーチングが始まると、Dさんの優しい雰囲気に熱量が加わった感じがしました(威圧的な熱量ではなく包み込むような温かいパワー? うまく表現できません)

考え方の指導をされるとかではなく、クライアントの想いやパワーをクライアント本人の意思で引き出せるようにサポートする感じ

感動しました。


思わず打ち明ける

体験コーチングは私も受けさせてもらいました。

時間もなかったのでほんの少しだけ。

そのほんの少しで、解決するわけないことはわかっていたのですが、なぜか話してみたくなり、

なんの話をしてみたい?という質問に

「潰瘍性大腸炎という持病を持っていて、生き急いでいる気がしている。夢はあるけど、不安もある。」

と答えていました。

いきなりこんなヘビーな話、Dさんもびっくりだったと思います。

ここで終わっちゃいました。笑

貴重な時間をいただいて、見学させてもらっている身でなんと迷惑な学生だ・・・笑

でも、なぜか、直感的に、

私はコーチングと相性がいい気がする。と思ったんです。


電話で

後日、Dさんが電話をかけてきてくださいました。

コーチングの続きをしよう。と。

その時にとても印象に残っていて、今も大事にしている言葉があります。

「もし、なんの制限もなかったら」

もし、潰瘍性大腸炎じゃなかったら・・・

もし、不安に思う気持ちがなかったら・・・

諦めなかったことはないか。

仕方ないと思ってしまっていることはないか。

今、ブレーキをかけてしまっていることはないか。


コーチングを受けて

学生の間は

「怖がらずにやってみよう」

「やってみたいことは、やりたいって言おう」

と思って行動するようになりました。

やってみたい!と言っても、親の理解や協力が必要で、

心配だからだめ!

と言われたことも今まで何度もあります。


でも、今、「もし、なんの制限もなかったら」という言葉を思い浮かべながら思うことは、学生の頃とは少し違います。

制限に感じている部分は

「助けてほしい」「サポートしてほしい」

って、お願いしてみよう。と思うようになりました。

自分一人の力では取り払えなかった「制限」や「不安」もサポートを得られることで、こんなにも目の前が明るくなるのかと。

まぁ、こう思えるようになったのは、ほんとのほんとに最近のこと。10年がかりです。

結婚して、今の事務所に出会って、やっと。


だから私は、サポートしてくれる人の健幸を一生懸命守り、サポートする。

それくらいしかできないからね。

でも、その、「それくらい」を一生懸命。

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