私にとっての潰瘍性大腸炎(UC)
潰瘍性大腸炎との今までを振り返る前に
今の私の状態から見た潰瘍性大腸炎についてお伝えしたいと思います。
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎(UC)とは炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)と言われ、腸の粘膜に炎症が生じて腸が正常に働かなくなる病気です。
そして、国が定めた「指定難病」に含まれます。
指定難病なので、原因不明・決定的な治療法がなく、完治はないとされています。
完治はないが、コントロールは可能
私が主治医からずっと言われていたのは
完治はなく、再燃(症状が出ている状態)と寛解(症状が出ていない・炎症が落ち着いている状態)を繰り返す。 ということ。
もう1つ言われたのは
きちんと治療して生活習慣に気をつけていれば、普通に暮らせる。
最初にこれを聞いて思ったのは
「死ぬ病気じゃないなら大丈夫だな」
小さい頃から喘息やアレルギーや不明熱で病院通いが多く、薬を飲んでいる期間が長かった私にとって、また病院に定期的に通うことになるのはそんなに嫌なことではありませんでした。「またか」くらいの気持ち。
薬は・・・粉薬は嫌だなぁと思いましたが。笑
もちろん、指定難病なだけあって、この10年山あり谷ありでした。
潰瘍性大腸炎とのお付き合い10周年記念となる2020年の今思うこと。
健やかな幸せは掴める
状態は安定していても、「健康か」と言われたら、
持病持ち・・・健康というには自信がありません。
葛藤もあります。
でも、健やかに、幸せに、生活することはできるなと確信を持っています。
潰瘍性大腸炎の診断を受けたおかげで
我慢したものもありましたが、得たものも大きかったのです。
食を楽しむ幅が広がり、知識も増え、
スポーツを楽しめる喜びは増し
何事も前向きに捉え、考えるクセがついていました。
フルマラソンを走ってみよう、走りたい、楽しい
と、思えるようになったのもその1つ。
この病気との付き合いの中で得たものを
家族の健幸のために、仕事を通して関わる方の夢・目標のために
還元できるようにまだまだ成長せねばです。
次からは、潰瘍性大腸炎になってからの記録になります📝
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