初めての食事制限
内視鏡検査の結果はやはり潰瘍性大腸炎。
炎症がひどい箇所は直腸。
そして、下方結腸にも炎症が広がっている状態。
それでも、比較的に早期段階で治療を開始できる状況だったので、基本的には服薬と食事に気をつけること
さあ、食事制限の始まりです。
低脂肪・低残渣
脂肪分の多いお肉・揚げ物など油をたくさん使った料理
辛いものなどの刺激物
そして、食物繊維の多いもの
を控えるようにと言われました。
この時はまだ栄養に関する知識はほぼありません。高校生なので。
油物が良くないのは、何となくわかる。
でも、、、
食物繊維取りすぎるなって何なの!?!?!?
食物繊維ってカラダにいいんじゃないの!?!?
ダイエットにいいとか、生活習慣病予防にいいとか、テレビでもCMでも良くやってるやん!?!?!?
て、いうか!!!
サラダはもちろん、
たけのことか、レンコンとか、ごぼうとか、めんまとか、山クラゲとか、山菜とか
シャキシャキするもの大好物なんですけど!!!!!!!!!!
食べるなとか、本気なの!?!?!?
当時の私の心の中です。今思い出しても、同じテンションで同じこと思います。
この時はまだ家族と生活しているわけで、食卓に並んでいても自分だけ食べられないものがあるというのは、なかなかのストレスでした。
当時、食事を用意するのは母親です。
娘に病気の診断が下り、本人以上に心配し、不安を抱き、神経質になっていたと思います。
シャキシャキしたもの食べたい。。。
あ、キムチとかカレーも食べたいかも。
食べるなと言われると、余計に食べたくなるのです。
この時の経験が管理栄養士になってからの栄養指導やカウンセリングにかなり生きてくることになるのは、まだ知る由もありません。
言われるがまま、出されるがまま
初めての食事制限は好きなものを食べられないストレスを感じつつも
言われるがまま、出されるがまま。
「入院せずに受験勉強を乗り越えるためだ」と自分自身に言い聞かせ
母親が作ってくれるものを食べる。
そうして、徐々に慣れていきました。
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