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驚異的な才能

あなたに質問します。

Q『80年と15日とあと半日生きた人がいます。
  この人は、何秒生きたことになりますか?』

これ、暗算で出来ますか?
もちろん、難しいですよね💧

これを暗算でできる人がいました。

● サヴァン

その人物は、トマス・フリー。
アメリカの精神科医がこの不思議な人物を紹介しました。
今から、約230年前のことです。

トマスは、記事冒頭の複雑な計算を、2分以内に、しかも正確に答えることができたといいます。(すげー😵

この驚異的な能力をもった人たちの症状を、サヴァン症候群と呼ぶことから、彼らは「サヴァン」と呼ばれます。

サヴァン症候群(英: savant syndrome)は、知的障害や自閉症などの発達障害等のある人が、その障害とは対照的に優れた能力・偉才を示すこと。
また、ある特定の分野の記憶力、芸術、計算などに、高い能力を有する人を示す。
 特定不能の広汎性発達障害に分類される。
                          引用 Wikipedia

ちなみにサヴァンは、英語で「すぐれた知能の人」という意味も持っています。

● 驚異的な記憶力

サヴァンは、色々な分野でその能力を開花させます。

例えば、美術の分野では、走っている犬の姿を1度目でみただけで脳に記憶して、彫刻で正確に再現したり、パッとみただけの複雑な景色を描いたりできるようです。

数学では、冒頭で紹介したような複雑な計算をしたり、教わっていないのに素数分解ができたり…

音楽では、ピアノを一度も習ったことがないにも関わらず、1度聴いた曲を再現できたり、作曲したりまでできるようです。(羨ましい〜😂

サヴァンの共通点は、驚異的な記憶力です。

具体的には、電車の時刻表ありますよね。
辞典のように分厚いあの本。
あれをまるごと1冊、正確に記憶できます。
膨大な情報を記憶できるんですね。

● 最も多く知られている能力

サヴァンで、最も多いのが、カレンダーの計算能力です。

一瞬で、西暦何年の何月何日が何曜日かを言い当てます。

例えば、今日で25歳になるあなたの誕生日について、サヴァンに「何曜日かわかりますか?」と質問したら「木曜日!」と即答できるのです。

中には、過去4万年分の曜日を正確に言い当てる人もいるようです。

4年に1度の閏年うるうどしなども計算しているということですね。

● 風景を絵画にするアーティスト

スティーブン・ウィルシャーというイギリスの画家がいます。

彼は、1度見た風景を記憶だけで描くことができます。

スクリーンショット 2022-03-27 17.03.36

写真は、彼自身がメキシコシティを描いているものです。

ヘリコプターで上空を飛んでもらい、そこから見た風景を記憶に焼き付けて描くのです。すごくないです?!

スティーブンは、1974年生まれ。
3歳で自閉症と診断されています。
5歳の時に、しゃべることはできなかったけれども、絵の才能を開花させたと言われています。

彼は、写真のように世界各国の都市を正確に描いて、人々を魅了しています。

● まとめ

今回は、サヴァンについての記事を書いてみました。

人間は、誰しもがこんな超人的な能力をもっているのかもしれません。
その超人的な能力を引き出す代わりに、別の能力が発揮できないから、サヴァン症候群と呼ばれる症状があるのかもしれないですね。

潜在されている驚異的な能力を引き出す代わりに、コミュニケーションはとりずらくなるよ、みたいな。

何にしても、脳の機能的な障害(といっていいんかな?)が原因な気がします。

羨ましい一方で、驚異的な能力が幸せかどうかは、僕には正直わからないです。

だって、例えば自閉症の症状がない人だって、いろんな人がいますからね。
能力だけで、幸せかどうかは図れないですね。

あなたは、サヴァンについてどう感じましたか?
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今回も、最後まで読んでくれてどうもありがとう!

では、また。


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