休日

小さな優しさが降り積もる世界なら
きっとあの真っ白な一面も
寂しくはならないだろう

日常の中の
日常から離れる時間

静かで優しい暗闇
そこかしこにぽつりぽつりと
小さな灯りを
ぼーっと眺めるこの時間が
何よりも癒されて

明日を考えなくていい時間
予定フリーのこの自由感
だから抜ける肩の力

空耳の電子音も
手放していいんだと
楽になる

体温より低い温度
震える程じゃない温かさ
本当は好きな季節

変化を感じることに
穏やかに向き合える
ほしかったのは
こんな時間だったんだろう

何にも縛られない
自分とただいられる
それだけで
こんなにも呼吸が軽くなる

やっと言葉も整理できそうで
この少しの寂しさと緩かさがあること
多分自分には必要なんだろ

ぽつりぽつりと明滅する空気が
今だけに連れていってくれる
ゆったりと身を委ねていい空間は
何もなくて それがいい

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