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[黒猫のウィズ]響命クロスディライブact4感想

ユーキです!

8月末で終了した黒猫のウィズの人気シリーズ、
響命クロスディライブact4!

恐らくシリーズの完結作である今作は、
実に熱く、あっと驚く展開を見せてくれました。
今回はこちらのイベントの気になったキャラやポイントをいくつか抜粋して書いていこうと思います。

例によってネタバレ全開となりますので、
嫌な方はブラウザバックお願いします🙇‍♂️




・エニィ/エニィ・フォルス

もう一人のエニィとも言えるフォルスとの対峙がメインとなったエニィ。
これまではゆるふわな雰囲気ながらも決めるときは決める、といったキャラクターだった彼女も、今回は歴戦の戦士の風格を漂わせていたように思う。

また、前回のフェアリーコードと同様、ウルドラ以降である事を匂わせる発言も。

クラックハンド隊の最大戦力であることもさる事ながら、やはり主人公としてキーマンとしても存在。
レゾネイト時代の生き証人はエニィだけだしね。

グラヴィトン・ルーラーも重要な要素として扱われた。

一方、エニィの複製品として作られたフォルス。

エニィの「腕」を使えても、結局「共鳴」していなければレゾネイトの力としてはフルパワーは出せない。

両親から贈られた「共鳴」も仲間との絆もなく、ただ世界を壊すために作られた彼女をエニィが理解出来たのは、皮肉にもその共鳴の力だった。

そんな彼女に、かつて両親から与えられた、始まりの海の意を持つ「エリスレア」の名を与えるエニィ。

現代ライトノベルの祖の1人ともいえる水野良氏の「ロードス島伝説」の中で、「長い月日を生きる竜の心を掴む方法は名前を与える」という話があったが、事実名前はパーソナリティを形成する上で重要なラベルであり、ファクターだ。

結果、フォルス改めエリスレアは個として存在する事となり、自らの意味を定義し、自分が生まれた「世界」を守るという選択を行った。

今後クロディラシリーズが終わるにせよ続くにせよ、
エリスレアがこのまま、という事はないだろう。

何らかの形で、エニィとは違う個として再登場する事を期待したい。




・レリッシュ/ミスティハイド

今回はクラックハンド隊全員に見せ場はあったが、
個人的に良かったのは比較的スポットが外れがちなこの2人の掘り下げもちゃんとあった事。

特に普段飄々としてるレリッシュがアライナの件で激昂するシーンは、ギャップに弱い自分には堪らないものがあった。
バトルもスリル狂の狂気と冷静さが共存してる感じが実に彼らしい。

今回クラックハンド隊のメンバーはオールド・ワンの調整によりパワーアップを果たしたが、ミスティハイドは更に黒猫氏の魔法を参考にした、というのも憎い演出。

病弱だったミスティハイドを支えた「MANJIブレイブ10」なんかも、意外と何かに繋がったりしそうなのが黒ウィズの楽しみの一つ。

でも1番おいしかったのはここ。
こういうどっちとも取れるようなセリフを見ると、
ニヤニヤしちゃいます(笑)。




・オールド・ワン

今回のイチオシ。
個人的に本イベントのMVP。
実際にクラックハンド隊の行動指針を考えていたのはこいつだったけど。

これまでのオールド・ワンは色々理想なんかはあるけど、どっか機械っぽさもある考え方だった。

しかし今回、デイブレイクへの思いを始め、かなり序盤から「情」みたいなものがチラホラ。

「クランが人間なら生まれ変わるアライナも人間だ」

こんな事、単なる機械が言う?っていう。
クラックハンド隊とともに過ごすうちに大分人間臭くなったなぁ。

最終的には完全にクラックハンド隊の一員ともいえる存在に。
グリッドとの掛け合いも最高だし、個人的にクロディラシリーズ通してみても化けたキャラだと思う。




・ネオン

もう1人のMVP、ネオン。
性格の悪い男の娘ってトコから始まって、
大魔導杯でフューチャーされて、
何故か立ち位置変わってヒロイン(?)に大転身。

彼(彼女?)のお陰でLGBTに寛容な文化の異界という事も判明。

親父共々クラックハンド隊のブレイン役に。
つか海おじさんが親父だったとは…。
まぁ釣りバカ日誌的な意味で良くある展開ではあるけど(汗)

今後があるのであればエリスレア関連でネオンは登場すると思われるが、個人的には社を任されている上の息子、ってのも気になるかな。
そういうヤツが今後の黒幕になりやすいので😅




・ヅェムヌァグツ

まさかまさかの喰牙2からの登場。

スタードらが土地に新たなトーテムとして降ろし、最終的には世界全土を眷属としようとしていたが、ラディウス達と黒猫氏により異界の扉を閉められ、喰牙異界から排除された。

異界から流れ込んでくる精霊の力がトーテムとなるので、このヅェムヌァグツは厳密にはクロディラのものとは異なるかもしれない。
特性的には同一でもおかしくはないけど。

クロディラ異界でも「ただそこにある者」という存在であることは同質。

エミッサリーが最初は言語化出来てなかったからクトゥルフっぽいなぁと思ってたけど、実際それっぽい存在。

膨張し受け入れ続ける(実質は万物の吸収)という性質を持って生まれたヅェムヌァグツだったが、ある時その存在と危険性に気づき戦いを挑んだ星間文明があった。

その名はトラル。
簡単に言うと、UPGで登場したタコである。
…あいつら、そんなスゲーヤツらだったのか(汗)。

余談であるが、喰牙2のEDにはタコが出てる。
伏線だとしたら凄いけど、真相は不明。

タコにより歪曲空間という次元牢獄に封じられるというしょっぱい敗北を喫してしまったヅェムヌァグツさん。

その後は唯一干渉出来たクロディラ異界にエミッサリーを送り込み文明に干渉、歪曲空間にアクセスできる文明が育つまでクリスタライゼーションでリセマラ。

結果、文明は遂に空間歪曲装置とクロスディライブを生み出し、エミッサリーの思惑通り歪曲空間の双方向のアクセスを可能としてしまう。

ヅェムヌァグツさんは見た目はアレだが中々策略家なのだ。

現世に戻る事さえ出来れば常に「そこにある」ので滅ぼされる事はなく、万が一封印されてもクロディラ異界には干渉が可能なのでヅェムヌァグツさんを止めるのは至難の技。

結局エリスレアが人柱となり歪曲空間内で止め続けるという、ペルソナ3的な手段でしか封じることは出来なかった。

喰牙2では不死性ばっかり目についていたけれど、ヅェムヌァグツさんは黒ウィズ屈指の強さを持っていた。

今後ヅェムヌァグツさんを完全に滅するような展開があるのか?
エリスレア含め再登場に期待が高まる。




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クロスディライブact4の感想は以上となります。

総括としては、

・しっかりと伏線を回収
・バトル展開も熱い
・複数の異界と繋がる面白い試みの展開

など、概ね好印象でした

一方Twitterなどで賛否両論として挙げられていたのはアライナで、酷い目に遭う上にクラックハンド隊の中でも唯一ガチャ精霊としてもしっかり登場しない点は不満の声があったように思います。
ガチャに関してはファンががっかりするポイントだと思うので、最終作であるのならば出してあげても良かったようにも思います。

ただ、個人的に展開に関しては白猫のケンセイもそうですが、メインキャラが危機的状況になる、という展開を否定してしまうとストーリーにマンネリが生まれてしまうので、手法としてはアリだと思ってます。
この辺は思うところがあるので、いつか別に記事を書きたいと思ってます。

1つの区切りを迎えたクロディラのお話ですが、
気になる点もいくつかありますので、
可能であれば是非今後の展開も見てみたいですね!

それでは今回はここまで。
ここまでお読み下さりありがとうございました😊

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