~今日もまた君に恋をする~      第二話「5年生1学期ピンチ突入!?」     

※題名が内容の変化により第一話と変わってしまいましたが、ご了承ください。(第一話の次回予告の話は、また後日公開いたします。)
 開介に告白をされた。その日から約1年がたった5年生1学期。もう、最近は開介のことを意識せずにはいられないくらい好きになっている。授業中、休み時間、登下校中・・・ もう戚王のことなんて忘れてしまった。私にとって今好きだと感じるのは開介だけだ。他の男子なんか目に入らない。
 4年のころ私が開介に告白できるように応援してくれた愛莉ちゃんと5年も同じクラスだったため、今も私が安心できるようなことをたくさん言ってくれる。愛莉ちゃんには一体どれだけ勇気づけられただろうか。少なくとも30回は勇気づけられただろう。ここだけの秘密だけど、4年生のころ愛莉ちゃんも開介のことが好きなことを教えてもらった。それなのに応援してくれている。私はとても申し訳なくなった。それに、それでも私を応援してくれる愛莉ちゃんに感謝しきれないくらい感謝した。
 月日が流れ2学期となった。夏休み明け数日後、愛莉ちゃんにこんな会話を交わした。
(ゆりとは自分の名前。開介では名字でよばれているから舞原だよ。名前が2つあるとか、あだなで呼ばれているとかじゃないから気にしないでね!)
(私が開介のことが好きなこと、周りの人にバレたくないから開介=Kって呼んでるよ!あと、開介に告白=Kの件って呼んでるよ!そこは解釈お願いします!)
「ねぇゆりちゃん。K夏休み後からK変わったよ。今までは優しさがあったけど、なくなった感じがする。どうしたんだろう?あと、ゆりちゃんのこと好きじゃなくなってきてる気がする・・・」
「えっ!?愛莉ちゃん,どうしてKが好きじゃなくなってると思ったの?」
「Kがゆりちゃんと目合わなくなってきたし、顔赤くなることもなくなってきた。」
大ピンチ‼1学期に告白しておくべきだった。でも、愛莉ちゃんに言われたこの言葉が一番ショックだった。
「あと、ゆりちゃんもKの事好きじゃなくなってきてると思うよ。Kと目を合わせなくなってきたし、顔赤くなることもなくなってきてる。」
告白しなきゃ開介と遠ざかるのに勇気がでない・・・
どうすればいいの⁉

〈次回予告〉
冬休みが突入し旅行先でどうすればいいか様々な計画をたてることにした。その案の一つがラブレター。言葉で伝えられなくても手紙なら少し勇気を使わずにできるかも!そこで、家族にバレないようにこっそりラブレターを書くことにした。だけど、旅行が終わり家に帰ってきたときラブレターの緊急事態発生!?

〈次回〉
~今日もまた君に恋をする~第三話「ラブレター事件発生!?」


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