見出し画像

生命理工学系2年2Qの授業の感想

2Qもお疲れさまでした。夏休みはいかがお過ごしでしょうか。ゆきまりもと申します。
東工大の生命系に所属していますがあまり授業に関する情報を得る機会が少なかったので、それなら自分でと考えてこの記事を書いています。生命系の授業+私が受けた授業について感想を書いていきます。前回に引き続きよろしくお願いします。(↓ 前回のnoteです。)

2Qになり生命系専門科目の専門度が上がってきたように思います。課題でも難しいと感じることが増えてきたり、以前より時間の余裕がなくなった気がします。悪いことばかりではなくて、面白い分野が見つかってきたり、勉強する意欲もわいてきました。

生命理工学系専門科目

生命系の必修科目は生命理工学基礎実験で、選択必修は1Qの物理化学第一、有機化学第一、生物化学第一、そして2Qの物理化学第二、有機化学第二、分子生物学第一です。このうち4つを得単する必要があります。(21Bの場合)
興味に応じて他系の科目や300番台の科目を受けた人もいました。

生命理工学基礎実験第一

1年間で4分野の実験をする科目の物理化学分野の実験です。
ほとんどの回は吸光度を調べます。
最初のうちは休みの回があるおかげで週1のレポート課題ですが、中盤は週2でレポート課題が出るので大変でした。期限が1週間なのも大変な要因。ただ、書くことは明確で困ることも少なかったです。
実験結果のプロットでy=a+b exp(-ct)への近似曲線を与える回があり、Excelだと難しいのでMATLABを用います。一応グラフの近似曲線を書けるように練習しておくと楽かもしれません。
最後の3回は学術国際情報センターの実習室でR言語を少し勉強します。予備知識は特にいらないですし、わからなければTAさんがすぐに教えて下さるので、大丈夫です。Mac初めて操作して少し戸惑った…
レポートは前クォーターよりも頑張った割に点数はあんまり変わらないですね…
(月木5~9限、93点)

分子生物学第一

教科書は、†The Cell 細胞の分子生物学†。なんとお値段2万4千円!そしてめちゃくちゃ重い。まさに鈍器。さらにヴォート生化学の下巻も教科書なのでめちゃくちゃお金がかかる…
教科書は自習用に使いました。先生から購入を勧められますが、授業で必要な情報は講義資料に全て書いてあります。
後半は…ちょっときついですよ…とだけ。生命TLは(良し悪しは置いといて)しっかり盛り上がりました。
小テストも期末も「〇〇を説明せよ」のような記述が多いです。暗記だけじゃなくて友達と問題を出し合ったりして勉強するのも良いかなと思います。
小テストでミスした分が響くのでなかなか点数が伸びないですね…
(火金7,8限、88点)

物理化学第二

前半はギブスエネルギーと酸化還元反応のエネルギー収支の話。課題も簡単でほぼ答えまで教えてくれるけど、差がつかなそう。
後半の先生はなぜか事前に録画したものをZoomで流していました。Zoomの講義でただ録画を流すだけで音量も小さいって、ライブ授業の意味あるの…?って思ってしまった。課題は授業時間内に出せば100点満点で、授業時間外だと70点満点で採点って差が大き過ぎるような。最後のテストは時間ギリギリになって大変だったかも。
実験など他で勉強したことも多かった印象
教科書は物理化学第一と同じです。
(火金5,6限、100点)

有機化学第二

有機化学第一と同じく4回授業+1回の理解度課題が3セットあります。アルコールやエーテルの反応、NMRスペクトルについてのお話、アルケンのお話です。ボルハルト・ショアーを読むと良い復習になると思います。NMRが難しかったけどそれ以外は1Qのアルカンみたいな感じでした。理解度課題がレポート形式じゃなくてテスト形式で時間が30分くらいなのでちょっときつかったです。クォーターの中盤は実験レポートが多くて勉強時間が短いせいもあったかも…ChemDraw最強!
こちらも教科書は有機化学第二と同じボルハルト・ショアーです。
(火金3,4限、91点)

合成生物学

300番台の生命系科目です。ですが他系の方やB2の人もちらほらいました。分子生物学の内容も入ってきますが、未習でも大丈夫です。3人の先生によるオムニバス形式の授業で、うち2人の先生はELSIに所属する先生です。システム生物学、進化分子工学を勉強しつつELSIで研究している内容についても講義を受けました。毎回の課題は海外の文献を当たったり、明確な答えがない問題を考えたりでしたが、文量は少なめでいいので軽め。ハイブリッドの講義でしたが、対面会場の石川台の三島ホールは木材を取り入れた内観のいいホールでした。
テストは20分×3回を連続して行う形でした。先生が話していた内容の記述問題と少し穴埋め問題です。時間がきつかった。
同じ時間に300番台の生命系科目で医薬品科学があるのですが、人気度で言えばそちらの方が人気みたい。来年受けたいな。
課題もテストも抽象的に感じて少し難しかったです。点数が伸びなかったのもしょうがない。
(火金1,2限、82点)

それ以外の科目

データとトピックで知る日本経済

通称デートピ。YouTubeとZoomの2つを受けますが、合わせて100分以上となることもあります(YouTubeは早送りしてた)。Zoomは話題のニュース、YouTubeは背景知識を日経の方が解説します。新聞でよく見るような用語やその背景知識を学べたのは良かったです。
毎回400字以上のレスポンスを提出しますが、話がわかりやすいので書きやすかった印象。期末課題は講義内のトピックを2つ選んでまとめつつ、自身の志を1000字以上で書くことでした。なんか立志みたいだな…
文量は指定よりも多めに書いたのですが、なかなか先生には刺さらなかったみたい。
(月木1,2限、88点)

スペイン語初級2

1Qに続いてゆるかったです。教科書読んでる時間より、スペイン語圏の文化の話の方が長い。話は面白いしレポートのネタになるので良い…のかな。対面になって、先生たちの掛け合いがなくなるのも悲しいな。課題は音声を録音して提出、授業内容のまとめレポート、任意でスペイン語圏に関するレポートです。ただしレポートはスペイン語作文や教科書の和訳などでもOKです。短い文章でも日本との文化の違いを感じる文章で和訳は楽しかったです。あと1点ください。
(水3,4限、99点)

英語第六

英語第五に引き続きゆるかった科目。教科書の内容について自身の感想とか意見を書く宿題が出てライティング感がありました。期末テストも教科書読んでればそんなに苦でもなかった。
対面だったらボロボロだったんだろうな()
(木3,4限、95点)


日々の課題をこなしてちょっと勉強してたらあっという間に夏休みですね。MATLABの使い方を少し勉強したり、レポートの書き方を勉強したりしてちょっとずつ良いレポートが書けるようになってきたかな。内容と同じくらい体裁もレポートでは重要なので、役立つツールとか書き方とかはもっと勉強したいです。
実験以外の科目でも友達と問題を出し合ったり、分からないことを相談したり、勉強を手伝ってくださった友達のおかげでなんとか助かった部分もありました。

後期からは対面中心だそうですが、このペースで授業を受けて課題はなんとかなるかな…ちょっと心配ですね。勉強する内容も難しくなることを考えるともっと大変になりそうです…

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?