私をかえた場所:こみんか学生拠点

私の好きな言葉「人が環境を作り、環境が習慣を作り、習慣が人を作る」がある

この言葉の意味は、ほとんどそのままで、いい環境を作るのも、悪い環境を作るのも、そこにいる人である。そして、その環境が、人間の習慣を作る。つまり、いい習慣ができるのも悪い習慣ができるのも、自分たちが作った環境次第ということ。そして、その習慣が人を作るということだ。

当たり前ではあるが、いい習慣があれば、当然いい人間になり、悪い習慣があれば悪い人間になる。
したがって、人が環境を作り、環境が習慣を作り、習慣が人を作るという言葉が生まれてくるわけだ。

さて、いい環境とはどんな場所なんだろうか?どのようにすれば手に入るのだろうか?確実な答えはわからないが、私の経験からすると、人と出会う数で、いい環境と出会う数は決まる。もちろん、人と会う数が増えれば増えるほど、比例的に良い環境と出会うというわけではない。ただ、会えば会うだけ、出会う可能性は上がるということ。

ここからは具体例を交えて書くことにする。私の大学生1年生時代は、自分のことが嫌いで、自信もなく、人と話すのが嫌いだった。常に、人からどう思われてるのか、人からの評価を気にする毎日だった。

当たり前ではあるが、そのような人のもとに、いい環境などあるわけもなく、ただ日々が過ぎるそんな毎日だった。それでも仲良くしてくれる友達は何人かはいた。特に仲良くしてくれてる、いわば親友的な友達がいた。その友達のことをxと呼ぶ。

Xとはすぐに仲良くなり、ほとんど毎日一緒に過ごすくらい仲が良かった。その子はサークルに入っていて、バイトの仲間にも恵まれており、楽しそうな毎日を送っていた。つまり私とは真逆の大学生活である。

少し、羨ましいと思いつつも、サークルは遊び、バイトもたまたま人がいいだけと、決めつけ、私は大学の勉強をコツコツやってるからそれで良いと思っていた。

そんなXとの友人関係はそう長くは続かなかった。夏休みを機に話す機会が減り、いつの間にかそこまで話すことはなくなっていた。そして、その子から衝撃的な言葉を聞いた。「俺には町上は必要ないけん」という言葉だ。

衝撃すぎて、よくわからなかった。そして、反発的に出た言葉が、「俺にも必要ない」だった。それからも、たまたま席順が近かったり、英語のクラスが一緒だったりと、物理的に距離は近いものの、話すことなく、常にギクシャクした関係だった。

しかし、内心はどこかで、仲直りしたいなと思っていた。それでも正直になれず、半年が過ぎ、2年生を迎えた。

さすがに良くないと思った私は、一度会って、謝って、ご飯に行くことにした。お互い謝り、仲直りした。

これを機に、Xから学ぶことにした。Xは常に行動していた。興味があることには、首を突っ込み、突っ走る。

私もXみたいに、何かやってみよう、興味を持ったら行動してみようとそう思うようになった。

そこで、以前から興味を持っていた教育分野で、学習支援ボランティアをすることにした。また、まちづくりにも興味があったので、学習支援を通して、まちを盛り上げよと思った。

その時とった行動が、三田市役所に飛び込むこと。
「教育支援を通りで、まちづくりをするために協力してください。」

三田市役所のみなさんは凄く優しく学生思い出、すぐに会ってくれた。そして、私の話を聞いてもらい、それに適した人を紹介してくれた。

そこで、三田のまちづくりをやってる学生や社会人を紹介してもらった。またチャレンジオープンガバナンスというイベントがあることも教えてもらい、参加することにした。

これを機に何人かの知り合いができ、一緒に活動しているうちに、とある人から連絡が来た。それが、現こみんか学生拠点の代表の諸富稜さん。(以下とみーさん)

町上さん

こんにちは。
関西学院大学4年生、スタジオMOVEDOOR代表の諸富稜(とみー)と申します。

町上さんや、NEXT STAGEさんの活動に興味があり、ご連絡させていただきました。

もし、良ければ日程を調整して、お話させてください。
ご検討の程、
よろしくお願いします。

まさか、自分の活動に興味がある人がいるとは思っていなかったし、会いたいという言ってくれる人がいるとも思っていなかったので、すごく驚いたが、会うことにした。そして、恐る恐る、古民家と言われる、よくわからない場所にわたしは向かった。

古民家に着いたが、来てしまったが、恐れ多い場所なのではないか?優秀な人たちと私が話していいのか。すごく不安だった。しかし、とみーさんは同じ目線で接してくれました。

町上さんの活動や考え方に共感する部分があって、こみんか学生拠点を設立するのですが、ぜひ一緒に活動できたらいいなと思ってます。学生拠点はかなり面白い場所で、これからもっと盛り上がると思うので、一度遊びに来てください。

と言っていただいたことが嬉しく、こみんか学生拠点にjoinしました。

しかし、こみんか学生拠点は、すごい人の集まりで、自分には馴染めない、自分だけ劣っていると強烈な劣等感に襲われていました。

めちゃくちゃみんな優秀で、私のやることはない。まさにそんな感じでした。それでも、周りのみんなは、話しかけてくれたり、意見を聞いてくれました。

そして、その意見に対して、反応をしてくれたり、
それはすごい、その考えおもろいなーと言ってくれるうちに、徐々に承認され、自信もついてきました。

そう、私の強烈な劣等感の原因は、承認欲求からです。承認欲求が高く、満たされていないから、劣等感を感じる。

しかし、承認されれば、承認欲求は満たされるため、不安要素は徐々に減っていきます。このようにして、私は、強烈な劣等感から、解放され、自信が持てるような人間になりました。

これは環境が作ってくれたことです。そして、その環境をつくったのは、こみんかの人たちです。

このように、人が環境を作っていき、また人を作っています。

こみんか学生拠点はいい環境です。自信ない人程来て欲しい、強烈な劣等感がある人ほど来て欲しい。と思っています。

昔の私みたいに自信のない方ぜひ来てください。自分のことが嫌いな方待ってます。

一緒に楽しい大学生活を手に入れましょう!!


補足
こみんか学生拠点とは

こみんか学生拠点は、以下のような3つのビジョンを掲げています。
□学生同士、学生と社会人が繋がる場
□学生がやりたいことを実現できる場
□学生が自分の居場所を感じられる場

こみんか学生拠点には、学校、学部を、世代を超えた様々な人が集まることができます。

学校や学部を超えた学生同士が繋がれたり、学生と社会人が繋がれる場所です。

お互いのやりたいことについて語り合ったり、一緒に活動したり、助け合ったりできる場所です。

また、三田で活躍されていたり、アクティブに活動されている社会人と繋がることができます。

社会人と繋がることで、刺激を受けたり、スキルを習得したり、協力してもらったりすることができます。

また、こみんか学生拠点は、学生がやりたいことを実現できる場です。

「なにがしたいかわからない…」
「こんなことがしたいけどどこで実現したらいいかわからない…」
こみんか学生拠点はそんなみなさんにおすすめの場所です。

ここ古民家では、人の話を聞いたり、学校ではできない学びをしたりといった受動的なことだけでなく、自分の興味あることをイベント化し、1から企画・実現ができちゃいます!

大学生はもちろん社会人まで多くの人が集まるこの場所で、たくさんの人と出会い、関わり、自分の価値観や考え方、進路や生き方の選択肢をどんどん広げることができます!

最後に、こみんか学生拠点は、訪れた人全員に、自分の居場所として感じられるような場を目指しています。

活動したい、学びたい、何かに困った時、相談に乗って欲しい、何かやりたい、協力者がほしい時などに、学生が誰でも自由に来れる場所でありたい、また、何も理由が無くても、ただ集まる場、いわば、おばあちゃんの家みたいな存在でありたいと思っています。

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