この犯罪はトップレベルに見逃されている

日常によく起こる犯罪に遭遇しましたよ


よくストレスを受ける私は久しぶりに精神内科に行こうと思っていました。

予約制のお医者さんなのですが前日の予約対応はやっておらず(コロナの影響かな?)

仕方なく当日の朝を待ちました。


ざあざあ————。


「雨が降ってるやんけ」

雨が降っている中を行かなければならない。

ちなみにお医者さんは都心に出ないと行けないので電車に乗ります。

遠距離を移動しなければならないことにさらなるストレスが……。

ストレスがかなり溜まっていて、なおかつそのせいで体の不調も激しい。

「仕方ない、行くか」

というわけで事前予約。

予約した瞬間に家を出ました。

傘をさしながら前回のことを思い出します。

実は予約に関して勘違いをしていたせいで、前回は遅刻してしまい受付の方から注意されました。

そのときは受付の人が正しいと思えたのですが、言い方がきつめだったのでストレスを感じたことが記憶に残っています。

それもあり、久しぶりの受診なのです。

電車に乗っていざ着くと、

「まだ一時間くらいありますね……」

はい、早く着きすぎました。

「すみません、喫茶店でも行って時間を潰します」

というわけで雨の中に戻ります。

しかし、時間を潰すだけなので高いコーヒーは嫌なところ。手近なマックに入りました。

みなさん、経験ある人はあると思うですが、マックで100円の商品だけ買うって抵抗ありません?

コンビニのコーヒーはセーフだけど、マックはちょっと。特に店内で飲むときは。

……こういう性格がストレスにつながりやすいのかもしれない。

というわけでアップルパイも購入。合わせても200円だからよしとしよう。

甘いものは控えていたのだけど、ジャンクフードよりましだよね?(アップルパイはジャンクなのか知りません)

はい、店内の一角に座ります。

お客さんはまばらでしたね。

すごくいい感じの人数です。

壁際は椅子三つ間隔で空いています。内側の席も二つくらい空いています。

こういう人数にちょうどいいと感じる性格です。

さて、Kindle読書をするか。

と、その前に冷めないうちにアップルパイを食べることに。いただきまーす—。

熱っ、あっつっっっ!!!

よくて

真ん中のほうからパイが吹き出してござる!!!


手にかかったパイの温度は「冷めないうちに食べよう」と思った自分の計算通り熱々なのですよ。

めちゃくちゃ熱かったのですが、なんとか大丈夫でした。ヒリヒリするけどね。

そして指はベトベトのべっとべと。

つい、周囲を観察しました。私のこの恥ずかしいことを目撃した悪い子はおらんかね〜?

大丈夫そうだと思うことにしました。

トイレで手を洗いたい気分なのですが、なぜか洗う気になれません。私の席から離れていたのもあるのでしょうが、なんとなく窃盗が怖くなってしまったのです。本当になんとなくです。

日本は安全だと言っても「しめしめ、人のいないうちに」と考える人はいるはず。

ストレスを感じて精神内科に行こうとしたときの私の思考です。雨も降り、火傷するかもしれない状況だからこうなりました。普段なら喫茶店でも平気でトイレに行くのにです。

我慢してスマホでKindle読書です。(読んでいた本の感想もいずれnoteで書きます)

読書に集中していると予定時間に。残念ながら外は雨がざあざあと。

精神内科に行き、すぐに診療です。

先生に日頃のことなど伝えますが、そのときの私は必死でした。

アップルパイが熱いんです!!

って言いたくなるくらい苛立ちがありましたね。

と、半分冗談くらいに自分の症状を話しました。私の症状の一部についても今度noteに書きたいと思います。

薬を処方してもらうのですが、効き目がそこまでいいものではありません。というのも、前回の薬は副作用で眠気が強く、日中に眠くなることが逆にストレスを生み出していました。

軽めの薬を処方してもらい、診療が終わってお会計です。

「お大事に」

受付でそう言っていただき、お辞儀をして去ること……去ること。

私はここに来るとき、入り口の傘立てに傘を入れたはずなんです。

それなのに傘がない……。

たぶん、ここで素直に

「盗まれた!!!」

って言えればいいんですけど、

「誰かが間違って持っていった可能性も捨てきれない。ビニール傘だし」

なんてことを考えるような性格だからストレスが溜まるんだよ。

「あー」

精神内科で傘を盗まれる(そういうことにしておきます)

ストレスを感じてやってきたのに、余計にストレスを感じてしまう雨の日。

そのときは驚きもありました。

私はこれまで折りたたみ傘を使うことが多く、ビニール傘はあまり使ってきませんでした。

そのため、初めて盗まれたのです。

「これが傘を盗まれるって気持ちか……」

やっぱり、ビニール傘を盗まれたからと交番に行く気なんて全くないです。

むしろ「こいつ、ビニール傘を盗まれたくらいで警察来たの(笑)」

となるのがオチですよ。警察官はそんなに暇じゃありません。

精神内科で傘を借りて近くで買ってきました。

少なからず愛着のあったあの傘とは手触りが違いました。

この世の中に傘を盗もうとする人がいて、傘を盗まれたのはお前のせいだと言われた気もして、傘程度がなんだとも言われたような気もする。

あー、なんでこっちがこんな思いばかりするんだろう。

雨は降るしアップルパイは飛び出るし散々だ。

駅を出て雨の中薬局に向かいます。

そして、処方してもらう薬がうちにないと薬局の人に言われるまであと少し—。

よろしければサポートお願いします。ひとまずは盗まれた傘代とさせていただきます!!