東京バックパック
ロングニッカを履いて
YACPACのリュックを背負い
championのキャップを被る
自分の仕事着スタイル
無意味に首を絞め付けるひもを身につける必要はない
リュックの中には大型カッター、ゴム手袋、ヘルメット、プライヤー、その他簡易的なもろもろの工具
マウンテンバイクを走らせ
最寄駅の駐輪場へ停め
電車を乗り継いで目的地へと向かう
現場は無機質なビルが出来上がる前の
巨大な鉄鋼ジャングルジム
重さ数十キロの木箱を担いで
トラックと建物の間を往復する
「ありがとう。助かったよ。」
この一言と爽快な疲労感のために
自分は働いているのだと悟る
帰りに駅近くの喫煙所でタバコをふかして、心身をクールダウンさせながら思う
「自分はこの仕事が好きだ。」
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