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「パワプロ2022」村営九王子サンズの舞台設定

前書き

サンズの前にこれまでオリジナルチームも3つ作ったりしましたが、(拙い)文章は書けても絵心が全くない自分は舞台設定に踏み込むようなイラストが描けないので、そのあたりは手つかずでした。
しかし画像生成AIやChatGPTの誕生によりいろいろできそうな気がしたので、時代に追いつくための練習も兼ねて、テキトーな背景設定を以下に表現してみます。

出て来る画像は全てAI(Leonardo.Ai)生成物で、人物、動植物なども全て架空のものです。また雰囲気を出すために架空の絵の作者の名前などを入れていますが、こちらも当然のことながらフィクションです。
文章は前半は自分の文章ですが、後半にChatGPTに作成してもらった英語の文章をDeepLで翻訳し、それを少し手直ししたものを掲載しています。

ここまで書いていれば言わずもがななんですが、いつもの注意書きを一応入れておきます・・・

※チーム・選手設定などは全てフィクションですので、実在の人物及び団体とは関係ありません。

渡海村略史

小笠原諸島の更に南東にあり、万の波濤を越えて辿り着ける秘境、渡海群島。
伊豆・小笠原海溝の南端付近に位置し、研究によりおよそ9,000年ほど前に海底火山が噴火し、形作られたことがわかっている。
しかし地球上にほとんど存在せず、かつ周辺の島々では見られないレアメタルが群島にはあることから、かつて宇宙から隕石の落下があったのではないかと推測されている。

本島となるのは群島最大の島・球野島。遠海の島ながら890メートルもある緋ノ山もあり、山に近い地域は奥球(おくたま)と呼ばれる。
本島の球野島の他に一の島、二の島・・・と順番に数字が付けられた小島が九つある。

球野島
中央に聳えるのが緋ノ山
頂上付近は鉱物の影響で独特の色合いを成している

群島の形成以来、大陸や小笠原諸島からも隔絶されてきたことから、多くの固有種が生息する。
台風により発生した流木等によって島に流れ着いたと思われるキツネやタヌキが、その後代を経るに従って島の気候に適応し、亜種として識別されるまでに至っている。

渡海群島に生息するゴクラクギツネ
アカギツネの亜種
学名:Vulpes vulpes iris
虹色の太い尾は日照時間が長い島の環境に適応し、日を反射しやすくすると同時に血流を循環させて体温を下げるために進化したものと推測される

また、これも同じく紀元前に日本本土から流れ着いたと推測される種子から進化を遂げたアジサイも分布している。島の環境の影響からか本土より3週間ほど早く咲き、シマアジサイとして親しまれている。

近世になってこの自然豊かな群島を最初に発見したのは、幕府との交易を担当していたヤーンス・ヤッベン提督。
ヤッベンは当初この群島の発見を内密に本国に告げるつもりだった。
しかし出島にある、自身の邸宅も兼ねる商館に出入りの日本人商人が来訪した際、酒を共にし、良い気分になってしまい、その商人にうっかり群島の秘密を漏らしてしまう。
(本国に帰還した際、女王に罰として鞭でしこたまお尻を叩かれたとか。)

バット・ファン・ボル
≪ほろ酔い提督ヤーンス・ヤッベンの肖像≫
18世紀
油彩、カンヴァス

群島の存在はその商人から藩、そして幕府に漏れ伝わることとなり、領有を目指す幕府は調査団の派遣を決定。"戦国時代"にペリーを撃退した功績により旗本衆に名を連ねた祖先を持つ矢部九郎左衛門を団長として、70人からなる調査団が結成される。
群島の周囲は潮目がよく変わると共に波が高く、また遠洋への航海でもあり、渡海は困難を極める。
命を落とす者も出たが、数次に渡る挑戦の末、九郎左衛門を含む29人がついに上陸に成功。群島は幕府直轄領となり、代官を置いて管理されることとなった。

ただその立地条件から幕府の監督は緩く、代官の球野保牟守(たまのほうむのかみ)は気ままに振る舞い、島民からは王さまと呼ばれていた。
王は子だくさんで、球野島を王が、九つの小島は九人の王子が分割統治していたという。

作者不詳
「球野保牟守団欒図」
渡海村郷土資料館蔵

群島周辺の厳しい海流のお陰か、維新や世界大戦の渦中に巻き込まれることはなく、島民はのんびりとした時間を過ごしていた。
ただ王と九王子による分割統治の時代を引きずり、維新後も島ごとに自治体が別れていたため、島同士の対抗意識が強い時もあったが、その後合併。渡海郡渡海村として現在に至る。

そんな歴史がある島々だが、群島近海の漁業、そして島固有の珍しい動植物を見に来る客に向けた観光業以外には目立った産業はなく、裕福ではないが困るほどでもない生活を島民は営んでいた。
しかしバブル景気が弾け、多くはないが確かに島の経済を潤していた観光客が減少し、また物価の値上がりもあって群島の生活が苦しくなり始める。
そんな状況を打開すべく、村経済の起爆剤として村長(当時)の球野が発案したのがプロ野球チームの結成だ。
当初は資金集めに難航したが、村が出資し、群島内のおっちゃんやおばちゃんも苦しい懐からお金を出し合い、その姿が首都圏の企業やさらにはハワイ諸島、オセアニア諸島からの出資も呼び寄せ、ついに第三セクターのプロ野球チーム、サンズが誕生した。

ホーム球場は、群島の中で最も面積が小さく、漁師が寄港地として利用しているだけだった九の島に建設。プロ野球の試合の他、群島唯一の球場として村民の利用も出来る。
当初は野球場だけだったが、遠征してくる相手チームやファンも泊まれるホテルも整備され、他には無い野球リゾート感が味わえる島として観光客にも人気がある。

村営第一球場周辺
ダイヤモンドや芝目がおかしいのは気にしてはいけない

そんな歴史がある渡海群島だが、提督による発見以前に遡ると、紀元前2,000年から1,000年頃の間に人類が住んでいた形跡がわずかに残されている。しかしその後無人化したと見られ、近代文明に"再"発見されるまでの年代の物として特定出来る遺物や遺跡は見当たらず、有史以前、島にどんな文化があり、どんな人々が住んでいたかはわからない。
ただ、真偽不明ながらオセアニア地域には渡海群島にまつわる摩訶不思議な物語が伝わる。
以下、その物語を題材にした「パワプラー アオの冒険譚」から抜粋しつつ紹介する。

(この後、ChatGPTに「create a fictional story about an island」と入力したら出てきたストーリーをDeepLで翻訳し、ChatGPTと対話しながら手直ししたものをお届けします。
予期せずなんかめっちゃファンタジーなのが出来た。)

全てのものの記憶から消えてしまうような遥か昔、大海原の真ん中にトカイと呼ばれる島が生まれた。その起源は謎に包まれており、代々島民に語り継がれてきた物語がその超自然的な誕生の経緯を幽かに伝える。
それは、虚空から落ちてきた流れ星と深海から湧き出したマグマとの衝突によって生まれた神秘のエネルギーが周囲に広がったことで、トカイ島が誕生したという物語だ。

トカイ島は、荒れ狂う波が外来者を寄せ付けず、わずかな人類と動植物たちの楽園だった。
しかし島の真の潜在能力を解き放つ選ばれし者たちの到来を告げる古代の予言に導かれ、この島にふさわしいとみなされた者だけが立ち入ることができた。
「パワプラー」と呼ばれるこれらの人々は、並外れた能力を持ち、トカイ島に危険が迫る時、島を守る宿命を持つと信じられていた。

ある運命の日、アオという名の若い女性が、激しい嵐により乗っていた船が難破し、島に漂着した。
これは偶然の結果ではなく、彼女は予言されたパワプラーだったのだ。
アオは"エレメント"を引き出し、そして自在に操る特別な才能を持っていた。彼女は水を島の自然から生み出し、その力を創造と防護に使うことができた。

アオが島を探検すると、多彩で不思議な生き物に出会った。森には、賢いタヌキやいたずら好きなキツネなど、おしゃべりをする動物がたくさんいた。
草原には隠された真実を明らかにすることができる、きらめく藍と緋の花弁を持つ花たちにも出会った。
浜辺にはマーフォークが住み、古くから伝わる海の知恵を人類と分かち合っていた。
トカイ島のいたるところが、魔法や異界とのつながりを物語っていた。

パワプラー アオの冒険譚~エレメントの覚醒~ の表紙より
作:アイマノック・サマー
画:オクスタ・アデキサン
輸入販売者:昆舞書房

しかし、島に闇の力が迫っていた。強力な呪い師、常闇の王・テイディンは、トカイ島の超自然的な力を自分のものにしようと支配欲を燃やしていたが、島を調べていく中でパワプラーの予言の書を発見した。
トカイ島を自分の意のままにしようと決意した彼は、その邪魔になるであろう選ばれし者たちを見つけ出し、抹殺しようと動き出した。

アオが島の動物や植物たちと深く繋がるにつれ、パワプラーとしての役割を知り、テイディンによる脅威が島に差し迫っていることを知る。
マモという名の火を操る勇敢な戦士、ススという名の地を操る冷静な術士、そしてヤベという名の風を操る賢明な長老の3人の頼れる仲間を得たアオは、島に散らばる残りのパワプラーを集める旅に出た。

彼らは共に絶え間なく島の自然の秘密を学び、仲間を集め、それぞれの力を磨き、誰にも断ち切れない絆を築いた。
彼らは数々の試練に立ち向かい、危険な大地を進み、テイディンの闇の手下ロゥデンと戦った。
彼らは古代の遺物を発見し、謎めいた手がかりを読み解き、島の隠された歴史を明らかにした。

旅が進むにつれ、アオはトカイ島の真の力が、その魔法だけでなく、住んでいる動植物たちの団結力と回復力にあることに気づいた。
アオと9人のパワプラーたちは結束し、それぞれの強みを活かし、動植物たちからエネルギーを得て、テイディンの闇に対抗する不滅の光の力、エレメンタル・ヤキューを生み出した。

アオとテイディンの最後の戦いは、トカイ島全土を揺るがす、光と闇の壮大な衝突だった。

テイディンとの最終決戦に臨むアオ

その戦いは、アオの揺るぎない決意と仲間のパワプラーとの絆が極めて重要であることが示された。
アオと仲間たちが結集したエレメンタル・ヤキューの波動でテイディンを打ち負かし、トカイ島に平和と調和を取り戻した。

その後、トカイ島はかつてないほど繁栄した。島の神秘的なエネルギーは自由に流れ、土地と人、動植物を育んだ。
アオ、それにマモ、スス、ヤベたちパワプラーは尊敬される存在となり、何世代にもわたって島を守り続けた。

ただそれは後世の話。
なぜトカイ島にこれだけの超常的な動植物がいるのか。なぜパワプラーと呼ばれる彼らがその力を引き出すことが出来るのか。世界の他に同じような者が、場が存在しているのか。
旅を終えたアオたちパワプラーは、それらの答えにはたどり着けていなかった。
道中で出会った動植物たちも、本当に知らないのか、それとも知らないふりをしているだけなのか、何も答えてはくれなかった。

マモが枯木におこした火を囲みながら、パワプラーたちは取り留めもなく疑問をぶつけ合ったが、謎が更に深まるばかりで答えは帰って来はしない。

誰もが黙り込んだ時、ヤベが静かに語り出した。
彼の若かりし日の冒険を。
そしてパワプラーの始まりを。

~完~

物語冒頭に登場する隕石とマグマの衝突。登場するキツネやタヌキといった動物たち。これらの存在はこれまでの群島の研究成果と奇妙なまでに符号する。
しかし果たしてこの物語が真実の歴史を示しているのか、それとも単なる空想か、それはまだ誰にもわからない。
真実を解き明かすのは、そう、キミだ!

後書き

各種AIを使い初めて日が浅い中で記事に上げるという、いい加減もいいところで、何か語れるほどのものでもないのですが、感想をば少し。

まず、提督の画像を最初に生成したのですが、始めの頃は19世紀という単語を入れて生成したら、以下のような画像が候補に上がってきました。

最初はモノクロ指定にしたので、カラーの違いは無視してください

ところが、18世紀と単語を変更したらあの服装に変わる結果となり、1語変えただけでその結果の変化の幅に驚いています。
正直歴史的な確認をしていないのでちゃんと時代に合っているかは不明ですが、AIパネェと思った瞬間でありました。

一方、提督の絵は最初右手の指が6本ありました。調べると生成画像では良くあることらしく、また腕が2本あるのもよくあるとのことで私が試したものでも出てきました。
「人間の指は5本」というある意味論理的な判断を人間は当たり前にしているということなんですが、AIとしては何が指なのか、判定出来ていないということなのか・・・
人間としては凄くシンプルと感じられる条件をAIが守れない(もしくは人間側が学習させられてない)ということで、人間の脳は、シンプルだと思えてかなり複雑なことをこなしているんだなと感じます。

あと野球場のイラストは何回やってもダイヤモンドの形状だったり内外野の構造がどこか変に・・・
野球場は基本的な型が決まってると思うのですが、AIが画像を学習する時は見る角度でダイヤモンドの形が違う画像が色々あり、混乱してしまうのかなと素人ながら想像しています。

ちなみに欧米のファンタジー本の表紙風の絵は、AIが生成した元の画像に更にいろいろ修正を加えてみました。

元画像
奥の老人はメガネ、中央の女性の髪型を修正、左右及び中央の人物の獲物も修正
本当は真ん中の人物に野球のボールを持たせたかったのですが、10回ぐらい試行しても上手くいかずあきらめました
ちなみに老人は修正前の方が好きです。下半身無くて空中に浮いてるけど

この修正機能も秀逸で、ぱぱっと直してくれます。それでももうちょっとこうして欲しい、というところは残りますが、ほとんど自分の手間をかけてないのに文句は言えません。

手書きで書くにしてもソフトウェアで書くにしても、あれだけのものを書くのに1枚1日ではまず終わらないだろうと思います。
それをちょこちょこ指令していくだけで(何回か試行錯誤は必要だが)、15分ほどもあればある程度自分のイメージに近いものが出てくるのは非常に便利です。
指令の言葉に慣れればもっと早く、もっと的確に作れるようになるんだろうな~。

一方、本当は入れたかった絵として、本島と9つの島が一緒になったイラストが欲しかったのですが、自分の指令が悪かったのもありますが生成出来ず・・・
イメージを指令として伝えることが出来ないもどかしさはありました。
まぁ編集機能がLeonardo.Aiにはあるのでそれを使って島を10個くっつければどうにかなる気はしますが・・・

絵描きの皆さんは自分のイメージを形に出来る技術を持っているのだと思いますが、やはり必ずしも機械頼りにならず、自分で考えたことを自分で表現出来る能力が大事だとも感じた瞬間でもありました。

後半の文書の方はChatGPTに最初に生成して貰ったものを、更に対話して島の起源に厚みを持たせたりとか、後は自分の思うように手直ししているだけなので、全体的な文章量や登場人物の配置はあまり変えてません。最後の次回に続く感の付け足しと、名前はあちこちいじってますが・・・
最初アオ(元の提案ではMaya)が火、水、地、風を操るという設定で、仲間として戦士と長老がいたのですが、四属性をそれぞれのキャラに分けるため術士を追加しました(パーティ構成の発想がドラクエ3感)。
ただあの簡単な指令でここまで長い文章が出てくるとは驚きでした。AI結構勝手にいろいろ考えてくれるのね。
生成された中で出てきた隕石の話は、自分が考えた島の架空の歴史にフィードバックしてみるなど、アイディアの元にもなりました。

上の架空のお話、よく見るとそんなに深みがある物語でもないとは思うのですが、それでも仮に自分で書くとした場合は大変です。
ちゃんと計算したわけではないですが、凄くざっくりと言うと、
構想を練るのに2時間
実際に書くのに3時間
見直しに30分
ぐらいは自分なら平気でかかると思います。
それをAIに、簡単な構想が出来た段階で依頼したとすると、
プチ構想に10分
生成に3分
見直しに1時間(自分で書くなら書き進めながら見直しも出来ますが、AIが作ったものだといろいろ見直しが必要そう)
ぐらいにはなるでしょうか。
AIに考えてもらった物語が面白いかはともかく、時間的には凄まじい節約になります。

便利な世の中だな~と思う一方、コンピューター、いやネットが普及して20年、ますます高速化する時代についていくのが大変になるな~と感じています。
前は仕事の調べものをするのに、電車なり車で図書館に行って、時間をかけて色々な本を見て、紙にメモして、報告して…という感じで、時間をかけてもよい空気があったのではないかと思います(自分はその時代を社会人として生きてないので想像ですが…)。
それが今は、趣味はともかく仕事についてはネットで調べて分かることを、時間をかけて調べることが許されない、高速化の時代と感じています。

同様に今後文章を考えるAI(秘匿情報をちゃんと守れるもの)が普及すると、論文なり報告書なり小説なりを書くのに、これまでそれなりの時間をかけることが許されていたものが、どんどん高速化され、仕事に求められる速度も上がっていく気がしています。

色々なことが速くこなせるようになった分、より時間の価値が高くなり、コスパを求められ、時間を使うことが贅沢になって、逆に他人の時間を使わせることがより迷惑になるような感じがしています。
時間をかけることも評価に値していたのがあったのが、時間をかけることが損失を生むような感覚というか・・・
便利は便利なんですが、もう少し社会としてゆったり生きられる余地があるといいな~と、そんなことをつらつらと考えていました。

まとまらないですが、使ってみた感想は以上です。
もう1チーム、新たにオリジナルチームを作る予定があるので、その際にまたAIを活用してみようと思います。