居酒屋で携帯盗まれても、zenly使ったら一緒に住んでる親友と取り返すことができます

初めまして。アイザック社に勤めているカネコです。

26歳独身男性、中高からの親友と同じ家に住む


自分、今は中高からの親友と同じマンションに住んでます。
友達Aが2階、自分と友達Bが3階という布陣です。

親友と同じマンションに住むというのは非常に良いです。
学生時代に夢描いた「将来俺らで住んだらぜったい楽しそうじゃねw」の体現です。

料理を作りすぎたらシェアができるし、足りないものがあれば借りることもできるし、面倒臭いゴミ出しも友達を誘うことで一気にハードルが下がります。ハードルは下がるだけです。出せるとは言っていません。
先日は振り込みを忘れて水道が止まってしまったので、トイレに行く時友達がいない間に4回部屋に忍び込みました。

そもそも親友AとBは中高のみならず、大学、大学時代のインターン、新卒の会社まで全て同じです。非常に香ばしい関係性です。

そこで親友AとBが引っ越しを行うタイミングがたまたま重なり、会社に近い部屋を探すといった会話がおもむろに3人のLINEグループで始まりました。

当時実家暮らしで1mmも一人暮らしについて考えていなかった自分に、突如天啓の稲妻が爆走し、気づくと「この家3部屋空いてる?」と打ち込んでいました。

この出来事からわずか15分後、すでに内見予約決定。非常に香ばしい関係性です。

全ての始まり

ちなみにこの時友人Aは内見予定日に用事があったので二人で予約したのですが、後日Aも来られることになり

再度「明日の内見、3人で行ってもいいですか?」と電話したところ、「かしこまりました!お子さん含めて3人でしょうか?」と元気に聞かれたので、「成人男性3人です!」と元気に返答しました。「成人男性3名ですか!?」とお手本のようなおうむ返しを披露して頂きました。

26歳独身男性、居酒屋で携帯を盗まれる

そんなこんなで3人で同じマンション別々の部屋で暮らすことになった僕たち。
ある日、事件が起こりました。

それは僕が別の友達と最寄りでみんなで飲んでいるときのこと。気持ちよく飲んでどうせ後からお金を回収するのに「ここは俺が出すからさw」と奢る感じマンマンの顔で全員分の会計を一時肩代わりし、席に戻るとおや、携帯がない。

しかしあまり人間を甘く見るなよ。こんな時は大抵ジャケットのいつも使ってないポケットか鞄の内ポケットかテーブルの端かトイレの中と相場は決まっている。

これらの経験を基に、今いる店内の設備やテーブルの数と配置、周りの友達の酔い加減、お店の綺麗さなどから候補を算出し、そこをロードローラーすればほらこのように携帯が見つからないッ!!!!

見つからないッ!!!!!なぜだ!?!?!?

いや流石にこれはマズい。非常にマズい。もし人間の酔い度メーターがあるのだとすれば、強塩基・強酸の中和滴定曲線くらい急降下していたでしょう。

しかしカネコに電流走る──。

待って今俺はzenly交換してる!しかも一緒に住んでる友達と!!位置見てもらってとりあえずこの店内にあるかを確かめよう!!

※zenly… 友達と携帯の位置情報の交換ができる携帯アプリ。すでにサービスは終了しているが、当時大学生の僕らにとっては革命的なアプリであった。

早速友達のインスタから親友Aに電話し、自分の携帯の位置を見てもらうことに。
親友A「最寄りから3kmくらいのところを徒歩のスピードで動いてるよ!!」


…バリバリ盗まれとるやんけ!!!!!そんな場所今日行ってないって!!!!


いや流石にこれはマズい。非常にマズい。もし人間の危機感メーターがあるのだとすれば、強酸・強塩基の中和滴定曲線くらい急上昇していたでしょう。

親友A「今家いるからタクシーで追いかけて凸しよう!!」


…天才か!!!!!!俺はこのために一緒に住んでたのか!!!!!

もうその後はすぐに駅前まで来てくれてタクシーに乗り込み、

「ちょっと目的地わからないんですけど、とりあえずこの道まっすぐで!!」

というドラマや映画でしか聞いたことのないセリフを言い放ち、数分後すぐに自分の携帯の位置情報が示す場所に到着。

幸い人気のない道だったので、付近には一人の男性しか居なく、アプリ上での位置情報の移動とも完全に一致。

「ここで降ろしてください!」と即座に伝え、親友に背後(会計)を任せ、真っ先に男性に歩み寄る。

カネコ「突然すみません〜、多分僕の携帯間違って持って帰ってしまっていると思いまして。めっちゃ申し訳ないんですけど、よかったら確認していただけませんか?」

一瞥もしてくれず、僕の存在は空気のように扱いズンズン歩いていく男性。当たり前だこんな夜中に見知らぬ人間に急に話しかけられたら怖すぎる。

カネコ「ごめんなさい、アプリで位置情報見てここにきてて、ほら、今こうやって動いているので、多分お兄さんのカバンの中とかに間違って入っちゃってると思うんですよね…!」
男性「ああ…これ」

光の速さでポケットから僕の携帯を取り出し渡してくる男性。

いや絶対わかってたじゃん!!!!!!!!!確信犯じゃんそのスピードは!!!!!!!!!

ちょうどタクシーから降りてきた友達と合流し、あまりに非日常な出来事に我を忘れて歓喜する僕たち。
冷静におそらく盗まれていたであろうことは完全に忘れ、興奮に浸りました。

そして現在…

完全にzenlyと親友のおかげで携帯を取り戻したわけですが、残念なことにzenlyは2023年初頭にサービスが終了してしまいました。

そしてなんという運命の巡り合わせでしょう、社内で新しい形の位置情報共有アプリを作る事業が立ち上がり、そこに入らないかという話が。

というわけで、「仲の良い友達と、クソ楽しい、新しい体験」をテーマにした位置情報を基にしたアプリ「Circle」、ぜひチェックしてみてください!
*まだベータ版なので来年にご期待ください!!!!

一緒に作ってくれる方はこちらより
https://aisaac.jp/career

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