見出し画像

【Legacy/ The Spy】デッキを読む

こんにちは。「ひらこ」と申します。

もうすぐ2児になる父です。普段はDiscordサーバーで遊んでおり、レガシーもプロキシからチマチマ集めています。

そんな私、先日レガシーを対戦させていただいて「さすがレガシー神が強いと思ったデッキだわ」とお相手から言われました。

「レガシー神が強いと思ったデッキ」は下記のリンクから観られます。
https://youtu.be/0Zc5EeUEUnY

動画の中で高野成樹さんは「この前エターナルパーティーでSpyに轢き殺された」と仰っていました。何のことやらと思ったら本当に轢き殺されていました。レガシー神に勝った男がいるんですね。
https://mtg.bigweb.co.jp/article/EPOsaka2022WInter-TOP8Decklist

今回リンクにあるリストですが、晴れる屋のデッキ販売にあるようなテンプレ構成とは一味違います。

それが《予期の力戦》でして、こいつが場にあると自分の呪文が全てFlashを持つようになります。そんなことして何になるのかと思うのですが、リストにある2枚の《戦慄の復活》がヒント。《予期の力戦》が場にあれば《戦慄の復活》はインスタントタイミングで唱えられるので、例えば、こんな動きができます。

「《戦慄の復活》をフラッシュバックで唱えます」
対応して《輪作》→《ボジューカの沼》を持ってきます」or「対応して《意志の力》で打ち消します」
「対応してもう一枚《戦慄の復活》を唱えます(黄泉からの橋のおかげで1枚目の《戦慄の復活》に充てた《ナルコメーバ》達がゾンビになっています)」

◆訂正◆
上記の「対応して《輪作》→《ボジューカの沼》を持ってきます」からの「対応してもう一枚《戦慄の復活》を唱えます」は意味をなさないことが分かりました。《黄泉からの橋》のゾンビ生成はif節ルール下です。つまり《ボジューカの沼》で追放された後ではゾンビトークンの生成が起こりません。ご指摘下さった方、誠にありがとうございます。
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%BB%84%E6%B3%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%A9%8B/Bridge_from_Below

つまり、テンプレ構成で言うところの「《記憶の旅》で《タッサの信託者》を回収する」ことと同じ意味でより速い動きを実現します。さらに、《記憶の旅》を《金属モックス》で刻印することは躊躇しますが、重なったり途中で引いてしまった《予期の力戦》は刻印し得。《記憶の旅》よりも役割を増やしていますね。

その上、相手に次のように考えさせることもできます。

「《戦慄の復活》を対処しようをすると必ず2枚要求となる。だったら《欄干のスパイ》を打ち消すか《ナルコメーバ》を外科的に摘出しちゃえ(骨無いけど)。」

そのような時にサイドの《再活性》が光ります。つまり、《欄干のスパイ》を打ち消すならば二の矢で《再活性》を、《ナルコメーバ》の誘発で対処するならば《タッサの信託者》を対象に《再活性》すればいいのです(たぶん後者が本命ですね)。

Spyのコンボを通すカードは《否定の契約》《ザンディットの大群》《夏の帷》が候補に上がります。合わせて10枚くらい。テンプレ構成も上記3種に加えて《思考囲い》が入っています。打ち消しを何とかするカードは沢山ありますが、《外科的摘出》を何とかするカードは《否定の契約》と《記憶の旅》で5枚。《フェアリーの忌みもの》ならばサイドの《思考囲い》4枚です。デルバーやイニシアチブが横行する大会のため、4~5枚では心許ないと感じたかもしれません。そこで《夏の帷》を減らして《再活性》を入れたのでしょう。

こうやってつらつらと《予期の力戦》のメリットを挙げたわけですが当然リスクもあります。それは「《予期の力戦》が置けなかったら上記のメリットは起こらない」ことです。つまり《記憶の旅》なしで《外科的摘出》や《フェアリーの忌みもの》と向き合うことになります。これは辛いと思ったのか、サイドには《思考囲い》が4枚あります。

《予期の力戦》で押し退けられたのは《陰謀団の儀式》。2マナを3マナに増やすカードなのでSpyの中では弱いカードではあります。今回は白いイニシアチブ、つまり《スレイベンの守護者、サリア》が出てきたら不要カードとなります。ストーム数もいらんって感じですね。

余談にはなりますが《ゴブリンの砲火砲》はデルバーよりもプリズン系のデッキに入れそうです。「赤マナしか出なくなった!」とか「アメジスト鬱陶しい!」とかです。

金属モックスを4枚手に入れられたら試してみたいリストです。
現環境に併せた形が素敵です。
というわけでデッキを読んで見ました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?