【Explorer/ LotusCombo】ロータス視点で見た赤単の解説(圧倒的不利)
こんにちは、「ひらこ」と申します。
赤単はパイオニア黎明期から存在するアグロ系デッキです。
戦術は分かりやすく「速やかにライフを0にする」ことを目指します。
方針が明確なため回しやすく、初心者向けデッキのようにも見えるでしょう。しかし、コンバット技術や火力の使い所に定石が無く、使いこなすには訓練が必要です。
「ロータス・コンボ」は赤単のようなアグロ系デッキには苦手とされており、どのように対応すべきか、サイドボードプランはどうしようか、悩みどころが多いのではないでしょうか。
この記事では、対「赤単」を想定した対策を説明します。
初めに「赤単」のデッキ構成、メインプラン、サイドボードプランを「ロータス・コンボ」の視点で解説します。
次に「ロータス・コンボ」はどのような作戦を立てて「赤単」に挑むのか、私の考えをお伝えします。
この記事を読めば「赤単」側が「ロータス・コンボ」のことをどう思って戦うのか、「ロータス・コンボ」側がどのように「赤単」を乗り越えていくのか、両者のゲームプランが分かります。
腹を括ったり、開き直ったりして対戦に臨むことができるでしょう。
なぜなら「どうせ勝てないから」です。
それでは解説していきます。
◆デッキ構成例
出典はパイオニアフォーマットですが、エクスプローラーと変わらないのでそのまま掲載します。
この他にも色々な型があることが分かりました。
現在、下記のような3つの型が大別してありそうです。
赤の優良カードを集めたデッキ
《稲妻のらせん》再録によるボロスバーンに寄せたデッキ
オボシュレッド
どれも共通して言えることは「干渉しなければ4ターンでライフを20削ることができる」デッキであることです。
割とどうでも良いカードばかり
「ロータス・コンボ」からしたら全てがどうでも良いラインナップです。
「ロータス・コンボ」が警戒するようなコンボ妨害カードはありません。「赤単」はデッキ全体で4ターン以内に勝利するように設計しているからです。
メインプランはライフを詰めてくる
相手が「ロータス・コンボ」だと分かった瞬間に全力展開で詰めてきます。メインボードに全体除去が入っていないからです。こちらができることは「事故っていてくれ」とお祈りするだけです。
サイドボードは《減衰球》で十分
サイドボードは《減衰球》を入れるだけでしょう。
元々「赤単」は「ロータス・コンボ」に有利なマッチアップ。「ロータス・コンボ」は4ターンの間にコンボの準備を進めるだけですから、その間にライフを削りとってしまえばOKなはずです。
◆「ロータス・コンボ」側はどうするか
めっちゃ不利、だけど…
勝ったらラッキーだったと思えるくらいには不利です。
しかし、もの凄く不利だからといって投げやりなプレイは考えもの。勝ち星を多く掴むためには負けを減らすことが重要です。MTGであれ麻雀であれ、運が絡むゲームにおいて「負けを減らす」ことは「勝ちを増やす」ことと同じだと思います。
「赤単」とマッチアップしても善処し、むしろ「赤単」側に苦手意識を植え付けてしまいましょう。
メイン戦は頑張るしかない
自分が先攻なら頑張りましょう、そして自分が後攻ならば負けて元々だと思い、人事を尽くして天命を待ちましょう。
元々4ターンでライフを削り切れるスピードがあるデッキに、もう1ターンの猶予を与えているからです。開き直って、自分ができることを精一杯やることが最善でしょう。
あまりにも手札がひどい場合、《神秘の聖域》あたりを置いて終わらせるのも1つの手かもしれません。相手が「魂剥ぎ」系のデッキが黒マナを出せずに事故ってしまったと勘違いする可能性に賭けたいからです。
サイドボードは全除去と捲れるカードを入れる
サイドボードでは全体除去と大型クリーチャーを入れます。
「赤単」が一気にライフを削り切れるのは軽量クリーチャーをたくさん展開するからです。他デッキよりも低マナ域のクリーチャーを展開し、相手クリーチャーは火力で落とす。これが基本スタンスです。
そのため大量展開を咎める全体除去は入れましょう。
特に《暴れ回るフェロキドン》。彼のおかげで絆魂でも過信できません。さらに威迫で攻撃をすり抜けてくる能力上、大型クリーチャーでも完全には抑え込めません。
そのため、全体除去を優先的に入れておくのです。
また、「赤単」のようなアグロ系デッキはライフ回復系と高タフネスクリーチャーを苦手としています。攻撃ダメージがチャラになりますし、火力で退かせられないからです。
そのため、パイオニアでは《龍王ドロモカ》が最有力候補になります。しかし、《龍王ドロモカ》はエクスプローラーでは実装されていません。
無いものは仕方がないので《長老ガーガロス》や《恋煩いの野獣》、《強情なベイロス》あたりを候補にして調整することになるでしょう。
サイド戦はサイドカードを引き込めるか次第
「ロータス・コンボ」は元々コンボ成立のために厳しくマリガンをするデッキです。そのため、特定のサイドカードを引くまでマリガンする作戦がやりにくいという欠点があります。
前提として「5ターン目までにコンボを決める」ハンドをキープし、さらにサイドカードがある、あるいは引き込んだらラッキーくらいに思って対戦した方がいいでしょう。
先攻後攻ともに、引き運に頼ることになりそうです。
◆最後に
パイオニアの高速デッキ「赤単」の概要と戦術、「ロータス・コンボ」側が立ち回る術を説明しました。
「赤単」相手は本当に四苦八苦させられます。しかし経験を積めば、開き直ったり抵抗したりして、負けを減らす術をお伝えできるのではないかと思っています。
この記事は私が対戦経験を積むたび、新弾パックで採用カードが更新されるたびに書き換え、最新の情報になるように作り替えます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次の記事も楽しみにしてください。
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