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伴走の約束という名の行動指針

学校現場に伴走する県教委のあり方って何だろう。

そんな問いをこの4月に掲げ、島根県教委の高校指導部門全体での対話を何度も重ねながら、夏に「伴走の約束」という、県教委による現場伴走の行動指針をつくった。まずはできるところから、自分たちによる、自分たちに対する伴走の約束。大切にしたいこと。

今日はその伴走の約束を使って、秋から始めた指導主事による学校訪問の中間振り返り会を実施。

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相変わらず学校との距離感に悩んだり、コミュニケーションのズレが起こったりと、色々課題もあった様子。けれど、「他の教員にも見て欲しい良い授業がたくさんあった!」という声も多く、じっくりと現場に触れてきた先生たちは、エネルギーチャージをしたかのように元気元気。

日々、忙しいし、事務仕事も多いのだけど、こうやって血の通ったコミュニケーションを通して、先生たち本来の瑞々しい感性が呼び覚まされていくようにも感じた。

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あり方を考える過程の中で、たくさんの悩みが吐露された。「役に立ちたい。けれど、どうすればいいのか」

まだ答えは模索中だけど、少なくともその悩みを互いに共有し合うことを通して、県教委のチームは一段強くなれたと思う。図らずしも、伴走の約束の最後に出てきたキーワードは「チームで対応する」だった。(要は出来ていなかったということですよね。苦笑)

兎角、縦割りに陥りがちな行政組織。けれどそれは、個々人の専門性があるからこそであって、だからこそ、その専門性を最大限に活かしつつ、課や部署の分断すらも乗り越えていくことはできないものか。

そんな時に、人と人との緩衝材になり、協働を促進するものの一つが、対話から生まれた「あり方」という概念なのだと思う。

とは言えね、「やり方」も大事。まだまだ県教委としての業務の精選ポイントはたくさんありそう。スタートラインに立った、ということで、目線を揃えて、一つ一つ、引き続き丁寧に整理していきたい。

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写真は6月の策定ワークショップの一コマ。あれからあっという間に5ヶ月…。はやい。。

全体ワークショップの様子は、グラレコでも描いてもらいました。(グラフィックレコーダーは住田 桃子さん。大切な一枚をありがとう)

中間振り返り会を受け、いよいよ指導主事による学校訪問も終盤戦です。良い学びとリフレクションの機会が、島根県内、至る所で起きますように!

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