フランス旅行記:ボーヴェ🇫🇷

2019-10-13

パリから電車で1時間半くらいの小さな街。パリ第3の空港があることで有名(というかパリ発だと思って安いチケット買ってみたらパリ・ボーヴェ空港だったということがよくある笑)。

とっても大きな大聖堂があるらしいので、日曜の朝9時くらいにパリ北駅を出発して行ってみることに。休みの日はパリ<>ボーヴェ間はだいたい2時間に1本くらいしか電車がないので注意。

駅から15分くらい歩くと大聖堂に到着!

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ただただ大きい。高いとか正面が大きいというより、総体積が大きい。ただこの大聖堂、他の大聖堂を越えようとより高くより大きく増築を繰り返した結果、一部崩壊したらしい。たしかに補強がたくさん笑

でもステンドグラスもとっても綺麗で、もし、しっかり完成していたらもっと有名になっていただろうなーと思った。

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大聖堂の隣の「オワーズ美術館」へ。大聖堂より古い建物で、12世紀ごろからあったらしい。県庁とか裁判所とかいろんな施設として利用されてきたけど、20世紀になって美術館になった。小さな美術館だったけど、屋根裏部屋でやっていた陶器の展示はとっても良かった!(多分期間限定のやつだけど)

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そして大聖堂のそばにもう一つの美術館「Le Quadrilatère」がある。社会問題をテーマにした写真の展示をやっていて、結構よかった。

美術館はどちらも無料。フランスは街によって、美術館・博物館の入場料の差がかなりあるのですごく不思議。市や県の補助額が違うのかな?それとも寄付とか?そして、日曜日なのにそういう施設だけは人が働いてるから(他の店は全部閉まっていても)どういう人たちが働いてるのかも不思議。時給高いのかな?いつかきちんとフランス人に聞いてみたい…

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素敵な噴水。こんな街にもギャラリーラファイエットはあるんだ、と驚く。

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市役所の周りは全然人いなかったけど、噴水だけ頑張っていた笑

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そしてボーヴェでは、ジャンヌ・アシェットという女の子が有名らしい。その子に関する逸話はこんな感じ。

・あのジャンヌダルクが処刑された約40年後のボーヴェの町は、ブルゴーニュ公シャルルの軍に包囲されていた。
・要塞が包囲され、ブルゴーニュ軍の兵士の一人が軍旗をかざしながら、塀を乗り越えようとした時、塀の上にジャンヌ・レスネという少女が現われ、兵士の旗を奪い堀に突き落とした。
・この勇敢な少女のおかげで、ボーヴェの市民は士気を取り戻し、フランス王シャルル11世の援軍が到着するまで、ブルゴーニュ軍と戦い続けた。
・この時、ジャンヌ・レスネが持っていた小さな手斧(Hachette)が由来となって、彼女はジャンヌ・アシェット(手斧のジャンヌ)という愛称で呼ばれている。
・ちなみにイングランド軍やブルゴーニュ軍と通じ、ジャンヌ・ダルクを処刑したのはボーヴェの司教コーション。

そして市庁舎の前の広場には、ジャンヌ・アシェットの像が立っている。ジャンヌ・アシェットはその後、結婚し子供を持ち幸せに暮らしたそう。

ちょっと歴史のお勉強でした!

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結局4時間くらいしかいなかったけど、パリに帰る。帰りの電車は、線路の工事や電車の機械の故障?で1時間くらい遅れる。でも、最近そういうアナウンスを難なく聞けるようになっただけ、フランスで生きやすくなったなーと思った。

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