皮膚のミルクレープ_2023/08/10
ゴリラクリニック、すごい。
今まで男性というものは美容と無縁だったが、近頃は美容に気を遣う男性も増えてきている。
このゴリラクリニックでは、そんな「美容に片足を突っ込みかけてる男性」でも行きやすいような配慮がなされているという。
確かに、クリニックの中が白よりも黒のほうがなんとなく落ち着きそうだ。
あと、「ゴリラ」という店名も秀逸。
もしも「トワイライトカモシカクリニック」とかだったら「男の俺がこんなとこに行っていいのか……?」ってなりそうだから、あえて美容のイメージのないゴリラを採用したのは素直に感心する。
ターゲットを定めてそこに刺さるコンセプトを貫く、営業形態の妙をここに見た気がした。
卵抜きのフレンチトーストを作った。
要するに、砂糖と牛乳とバニエセを混ぜた液体に食パンを浸して焼いた。
そんでメープルシロップをかける。
「卵なくても意外といけるんじゃないか?」という純粋な好奇心。
食べてみると、食感と味はまあまあ近い。
あのとろとろした感じは健在。いや、健在じゃないな。風邪くらい。
とろっとはしてるんだけど、牛乳にパンを浸しただけだから、妙にもっさりしている。ダメです!
味は砂糖とメープルの甘みで一応ごまかせてた。一応。
でも風味がぜんっぜん違う。
圧倒的物足りなさ。
上辺はメープルとかでなんとか取り繕えてるけども、基礎がすっぽりと抜け落ちてる。
やはり卵は偉大だった。
あのちゃんが「ちゃん」と呼ばれるのは、もちろん本人のかわいさもあるだろうけど、本質的には、「あの」という名前が珍しくも指示語的だからだと思う。
「あの」と呼び捨てにした場合、指示語なのか名前なのか分からなくなるから、ちゃん付けして名前であることを明示している。
これと似たような例を挙げるとすると、「お手々」だろうか。
「て」だけだと何のことか分からないから、余分な音を付け足している。
例が微妙にズレてるような気もするが、他に思いつかないのでこれで勘弁してください。
皮膚のチョコミルクレープを作りました。
作りましたというか、できてしまった。
本来はちゃんとしたチョコミルクレープが完成するはずだったんだけど、以下の2つの失敗のために、皮膚の模型みたいなミルクレープになってしまった。
分厚い
何回も焼くのがめんどくさくて生地を多めに入れてたら、こうなった。
分厚いせいでめちゃめちゃお腹にくる。
断面も全然綺麗じゃない。
ラクに料理しようとするもんじゃないな。
焼き目がない
ビビって弱火にしすぎたからか、焼き目がまったく付いてない。
そのせいでマットな皮膚みたいになった。
香ばしさも皆無。