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文学

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#創作大賞2024

【短歌連作】現在にまつわる数々の噂

あいまいみーまいん、ゆーゆあゆーゆあーず…… かつて駄菓子屋と川があった 弾丸も当たらないほどなめらかな鳥がふたりで懐かしむ川 「3年前の川の模様を覚えてる」きみが言うなら、まちがいないね 昔の話。川の近くを通るたび死にたくなって死にたくなくって 不自然な動きをしているらしい 川の凹凸のようになれと? 足元に(わたしの気持ちを大雨の川に喩えてみたけど)花が 鳥たちが伝えたいのはいつかその川の断面 きみといるとき 川岸に片足で立つ生活の灯がぜんぶ沈んだら戻ろうか