見出し画像

クアラルンプール近郊に短期移住して思ったこと

割引あり

現在、ヨーロッパや東南アジアを中心に海外を転々と移住している私が約ひと月、マレーシアのクアラルンプール近郊に滞在して気づいたことや思ったことなどを紹介させて頂きます。クアラルンプールへの長期旅行や移住を検討されている方のお役に少しでも立てばと思っております。

■クアラルンプールはどんなところ?

クアラルンプールはマレーシアの首都で、約200万人(近郊の都市圏を合わせると約580万人)が暮らす国際的な都市の一つです。マレー・中国・インドの融合した多様な文化と現代的なランドマークが印象的で、ストリートフードや歴史的な建造物、郊外まで足を延ばさせば、バトゥ洞窟やマレーシア国立動物園などの観光名所も多数あり、クアラルンプールは伝統的と近代的な街並みを同時に感じられる魅力的な都市です。

クアラルンプール中心街にあるショッピングモールのようす。

日本では海外の移住先として、毎年上位の人気に位置するクアラルンプール。中心街には高層ビルやショッピングエリアが並び、交通手段もとても充実しています。また近年では郊外にも大型のマンションやショッピングモールが建てられるなど、今なお、進化を続けています。

■気候について

クアラルンプールは一年を通して温暖な気候で、平均気温は摂氏25〜33度。湿潤な熱帯気候であり、四季が無く、雨季と乾季に分かれています。雨季は10月から2月で、午後に短く激しい雨が降ることがあります。乾季は3月から9月で、日差しが強く暑い日が続きます。

クラルンプール中心街の緑地のようす。

私が滞在した1月は雨期にあたります。分厚い雲に覆われる日が続き、夕方には雷雨が鳴り響く日もありました。それでも日中は気温もあがり、陽が差した日には、より暑さを実感します。一年を通して暑さ対策や雨具の準備は必要となる土地ですが、雨季はとくに天候の急な変化に注意が必要です。

■通貨と物価について

クアラルンプールの通貨はマレーシアリンギット(MYR)です。1リンギットは2024年2月現在、31円前後です。コロナ過の影響もあり、以前と比べるとだいぶキャッシュレス化が進んでおり、多くのお店やレストランでカード決済ができました。それでも庶民的なレストランや交通機関などではクレジットカードが使えないケースも多くありましたので、ある程度の現金は常に持っておくことをお勧めします。

クアラルンプール中心街にあるドン・キホーテのようす。

物価につきましては、近年の国際的な物価上昇や円安の影響により、以前より物価の安さを実感することはなく、むしろ外国人観光客向けのレストランや施設では、日本より遥かに高く付いてしまうケースもありました。家賃も3年前に訪れた際と比べ、1.5倍ほど上がっていたので驚きました。資金に余裕がない方は、自炊や庶民的な食堂の利用、バスや電車などの比較的安い交通機関を使い生活する必要があるかもしれません。

ここから先は

1,848字 / 3画像

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?