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【2週間検診】産後鬱テストでハイリスク診断され、体重も4kg減る

産後1週間の入院をして、退院した。

入院中は助産師さんや看護師さんがいつでもいて、不安なことがあったらナースコールが押せるという安心感があった。

「さっきのミルクをあんまり飲めていなくて、、」「うんちが何時間も出ていなくて、、」「吐き戻したんですが、この程度なら大丈夫ですか?」些細な不安に対して、「大丈夫ですよ」と優しく言ってくれる、その「大丈夫」が何より心強かった。

だけど、退院後はいきなり現実に放り出される。

「これでいいんだっけ?」という些細な不安を聞く相手もいない。
ネットで調べて大丈夫と書いてあっても、「本当に大丈夫か?」という不安は拭えない。

「赤ちゃん」というには小さすぎる、新生児
人間界に生まれて、たった数日しか経っていない我が子。

この子を生かさねばならない、という大きすぎる責任。私の判断に命がかかっているのだ。

泣いている理由もわからない我が子を抱っこしながら、夜の孤独に耐えながら過ごす日々は想像を絶する辛さだった。

2週間で何もかわらないでしょ、と思っていたけれど、2週間検診がある意味がわかったし、とても必要なタイミングだった。

産後うつのハイリスク認定される

2週間検診では、エジンバラ産後うつ病質問票というのを使って産後鬱のリスク値を測るテストがある。

ここにあるように「9点以上」だとうつ病としてスクリーニングされる。
そして私の点数は10点だった。リスクありありだったのだ。

そりゃそうだよなと思った。

授乳中はほぼずっと泣いていたし(後日「不快性射乳反射」だと判明する)、悲しさとも不安とも、孤独感ともいえない気持ちがずっとあって、ご飯も味がしなかったし、目が冴えて寝られない日も多かった。

体重が2週間で4kg減る

さらに、私の場合、産後2週間で4kgも体重が減ってしまっていた。
出産後すぐは羊水や赤ちゃんが体内から出るので体重が減るのだけれど、退院時には体重は落ち着く。そして私は、その退院時の体重から4kg減っていたのである。一気に減り過ぎていた。

母乳育児をしていたので、そのせいもあるけれど、それでも減りすぎとのことだった。

まずは母乳育児によるカロリー消費が考えられます。
母乳育児による1日の消費カロリーは約500カロリーといわれており、これは体重55キロの女性が約1時間ジョギングした際の消費カロリーに該当します。
つまり、母乳育児はそれだけで毎日ジョギングを欠かさず行っているのと同じなのです。

牧田産婦人科HPより抜粋

夫に休暇取得日を早めてもらう

助産師さんに支援先も紹介してもらい、すぐにそこへ行く?と言われたけれど、自分でもなぜハイリスクなのか思い当たる節があり過ぎたし、まずは自分で対処したいと思ったので一旦断り、何かあればすぐ電話するということで合意した。

私は義実家里帰りをしていたので、義両親の生活面での支えはあったので、家事や生活の忙しさ的な面でのメンタルダウンではない。

上記にあるような「この子を生かさねばならない、という大きすぎる責任」が自分を苦しめていることは明確だった。

そこでまずは夫に電話し、「この責任を一緒に背負ってほしい」旨を伝えた。

何か具体的に手伝ってくれなくてもいいのだ。ただそこにいて、一緒にこの命の尊さを直で感じてほしい。それだけで、幾分も気持ちは楽になるのだ。

夫は退院後に休暇をとって10日間ほど帰省してくれており、その後は3週間後に育休を再度取得することを予定していた。

だけど、そこまで私のメンタルはもたないので、その予定を4日ほど早めて帰省してくれることになった。(在宅勤務と有給をつなげてくれた)

たった4日、されど4日。

少しでも早くこちらに帰ってきてくれるとわかると少しは気持ちが明るくなって、夫が帰ってくるまでの期間をなんとか乗り越えられた。

産後うつは誰にでも

産後うつって、たとえばワンオペの人だったり、頼る人がいない状況の人がなるもんだと思っていた。

私は里帰りができて、家事もなんでもやってくれる義両親がいて、恵まれているのに、と受け入れがたい気持ちもあった。

だけど、私みたいに、たとえ十分な物理的サポートがあってもなる可能性がある。それくらい産後メンタルは脆いのだ。

産後50日経った今、この下書きを完成させながら、「あと1ヶ月も経てばずいぶん楽になるよ」と当時の自分を勇気づけるような気持ちで、そして同じような立場の誰かの支えになればという気持ちで、このNOTEを書いた。


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