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漫画でわかる問いのデザイン

拙著『問いのデザイン』を出版してから半年、想像以上に多方面から反響をいただいています。ありがたいことに今年の「読者が選ぶビジネス書グランプリ」リベラルアーツ部門にノミネートいただきました。読者投票でグランプリを決めるようなので、是非投票いただけると嬉しいです!

自分に投げかける問いの原則

出版後の展開で個人的に嬉しかったことは、コルクの新人マンガ家の皆さんとのワークショップでした。佐渡島さんとのNHKラジオで「やりましょう!」となったことがきっかけで実現した企画です。ワークショップのファシリテーションをするのは丸2年ぶりでした..!

問いの効力は、他者の思考や対話を揺さぶるだけではありません。余計な制約に惑わされずに、自分自身のパフォーマンスを最大化するためには、日常的に自分に投げかける問いのデザインも重要です。

才能溢れる新人漫画家の皆さんが、創作をドライブさせるために、自分に何を問うことが有効なのか?僕にとってもチャレンジングなテーマでしたが、いくつかの洞察がありました。

・ファシリテーションにおいて有効な問いのパターンが、個人の創作において有効とは限らない(ex "面白さとは何か?"という問いは、探究的対話の問いとしては優れているが、日々の創作は停滞させてしまう)
・問いには「遅効性の問い」と「即効性の問い」がある
・日々頭に浮かぶ「言い訳」と、背後にある問いには大きな相関がある
・意図的に問いを変換することで、言い訳に消費するマインドコストを創作に振り向けることができる  ...などなど

前著では組織の課題解決のファシリテーションに焦点化していましたが、日常のコミュニケーションや思考プロセスに目を向けると、問いのデザインの技法はまだまだ探究の余地がありそうです。2021年はこのあたりの研究をさらに進めて、アウトプットしていきたいと思っています。

漫画でわかる問いのデザイン!?

コルクの皆さんとのワークショップの思わぬ収穫(?)は、参加してくださった漫画家の皆さんが、ワークショップの学びや思考のプロセスを次々にオリジナルの漫画に描き下ろしてくださったことです...!嬉しい!

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上記は、ツイッターでバズり「安斎ってこんなヤバイ奴だったのか...」という風評を撒き散らした、じゅんさんの名作漫画の一コマw どの漫画も面白いので、是非みてみてください!

※他にもいろいろと描いていただいているのですが、上記は現時点でSNSでアップいただいているもの中心です!

創造性を解き放つ問いのデザイン

2021年1月9日には、そんなコラボレーションも踏まえて、CULTIBASE Labにコルク代表の佐渡島さんをお招きして、改めて個人の創造性を解放するための問いの技法について迫ります。

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CULTIBASE Labの会員限定ですが、会員の皆様は無料でご参加いただけるほか、リアルタイムで参加できなくても動画アーカイブをご視聴可能です。是非この機会にご入会ください!

CULTIBASEでは、問いのエキスパートである様々なゲストの方と共に探究を継続中です!対談記事は無料でお読みいただけるので、是非ご覧ください。


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