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今日の絵本

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家で過ごす時間のために、ずいぶん昔に書いていた絵本ブログから、おすすめ絵本のレビューをランダムに紹介します。なにかのお役に立てれば幸いです。
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記事一覧

今日の絵本16:『こねこのぴっち』ハンス・フィッシャー/石井桃子

ぼくは、なにものなんだろう――。 ぴっちは、いつも一人で 考えごとをしていたのです。 リゼ…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本15:『おおきなおおきなおいも』赤羽末吉

わたしも「いもらす」になりたい 待ちに待った「いもほり遠足」の朝、外は雨……。遠足が1週…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本14:『こんとあき』林明子

女の子とぬいぐるみの、小さな冒険物語 きつねのぬいぐるみの「こん」は、おばあちゃんに赤ち…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本13:『じめんのうえとじめんのした』アーマ E.ウェバー

**いろんな生き物たちとつながりをもちながら、それぞれの命を生きている** 地面の上には、…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本12:『三びきのやぎのがらがらどん』マージャ・ブラウン/せた ていじ

荒ぶる魂が求めている 昔、三匹の雄やぎがいました。名前はどれも「がらがらどん」。 三匹は…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本11:『ゆかいな かえる』ジュリエット・キープス/石井桃子

かえるの暮らしもわるくない 水の中にゼリーのようなタマゴ。やがてタマゴはおたまじゃくしに…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本10:『やっぱりおおかみ』佐々木マキ

愉快な人生を送るコツ おおかみは もう いないと みんな おもっていますが ほんとうは いっぴきだけ いきのこって いたのです。 こどもの おおかみでした。 ひとりぽっちの おおかみは なかまを さがして まいにち うろついています。 どこかに だれか いないかな * * * 衝撃でした。 すごい絵本でした。 『やっぱりおおかみ』は佐々木マキさんの絵本代表作。「おすすめ絵本ガイド」みたいな企画では必ずと言っていいほど見かける作品です。……がしかし、なぜでしょう。なんと

今日の絵本09:『あまつぶぽとりすぷらっしゅ』アルビン・トゥレッセルト/レナード・…

雨粒が小川になり、湖になり、大河になり、 そして海に流れ込む自然の進行が リズミカルな文章…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本08:『ぶたぶたくんのおかいもの』土方久功

正直言って、ぶたぶたくんは可愛くない。……が。 ある日、ぶたぶたくんはお母さんに一人でお…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本07:『11ぴきのねこ』馬場のぼる

こずるくて弱っちい、愛すべきねこたちの愉快な絵本 11ぴきの野良ねこは、いつもおなかがペコ…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本06:『よるくま』酒井駒子

かわいいくまの子がやってきた ある夜、ぼくのおうちにとってもかわいいくまの子がやってきた…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本05:『しずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカ/ボフダン・ブテンコ

楽しいお話を通して「水の循環」が見える ある日、村のおばさんのバケツから飛び出した一滴の…

雪 朱里
4年前
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今日の絵本04:『しょうぼうじどうしゃ じぷた』渡辺茂男/山本忠敬

ちびっこだからできることがある じぷたは、ある町の消防署にいる小さな消防自動車。ジープを…

雪 朱里
4年前

今日の絵本03:『ラチとらいおん』マレーク・ベロニカ

ある日あらわれた、ちっぽけな赤いライオン 少年ラチは、世界中で一番の弱虫。友だちに仲間はずれにされて、いつも泣いてばかりいました。 「ぼくにライオンがいたら、なんにもこわくないんだけどなあ」 ある朝目を覚ましてみると、ベッドのそばに小さな赤いライオンがいるではありませんか! かわいらしくてちっとも迫力のない、そのライオンは言いました。 「ぼくがきみを強くしてやるよ」 * * * 泣いてばかりいたラチ少年が、弱虫を克服して夢をかなえるお話。 なんといっても、この絵です。