周りに潜む"フレイル"

フレイルって言葉、聞いたことありますか?
私も今年に入って知った言葉です。

普通に生活してて、なかなか聞かないですよね。
フレイルっていう言葉を口にすると、大体「何それ?」って言う人ばかりです。
今まで周りで知ってたのは薬学生の友達たった一人。

でも、皆さんの周りにも知らず知らずいる可能性が高いです。
なぜなら、日本の高齢者の半分ほどが、この"フレイル"又は予備軍と言われているからです。

フレイルとは


フレイルとは、簡単に言うと「加齢により、心身が老い衰えた状態」のことだそうです。
健康な状態と要介護の中間です。
要介護の人は、殆どがフレイルを経て、要介護になると言われています。(急病や事故などを除いて)

フレイルは、低栄養・社会のつながりの減少・筋力の低下など様々な要因が絡んでいます。

症状としては、疲れやすくなったり、体重が減ったり、鬱など精神的に弱ってしまったり、歩行速度が低下する、などです。

これをそのまま放っておくと、徐々に要介護状態になるんです。

そのフレイルの入り口は、様々な要因がありますが、特に"社会のつながりの減少"が関わっているんだとか。

疲れやすくなり、社会のつながりがなくなり、引きこもりがちになり、筋力が低下し、食事も取らない。
そのまま、低栄養となり、いずれ自力では生活が困難になる。こうして、フレイルサイクルに陥ります。

フレイル特有の特徴


ここまで、フレイルに対してネガティブな情報ばかり上げました。

しかし、このフレイルにはもう一つ、特徴があるんです。
それは、早期の適切な介入で、健康な状態に戻ることができたり、自力での生活を継続させることができるんです!

予防・改善策としては、
運動・食事(栄養)・社会のつながり
の3つのポイントがあります!
フレイルは、医療でどうこうというよりも、日々の生活の中で改善できることがたくさんあります。

"年のせいだ"とほったらかしにしてる人、要注意。

周りが気づいてあげることが大切。

今は元気だから、と安堵している人、要注意。
フレイルは、知らぬ間に発症したりもするらしいです。

少し前まで元気だったのに、、
私のおばあちゃんもこのパターンです。

誰も、他人事ではないんです。

私の祖父は要介護状態でしたが、本当に、介護ってすごく体力勝負で、現実は本当に過酷です。
介護する側も辛いですけど、される側だって絶対辛いですよね。。

私の祖父母が要介護状態とフレイル状態で、身近な問題だからこそ、このフレイル高齢者を減らして、ピンピンコロリの社会にしたいです。

最後に

日本って、超高齢社会で知られていますが、世界から見て、
日本って高齢者多いけど、みんな元気やよなー!幸せそうだなー!っていう社会を実現したいです!

まずは、意識を変えるところから!
この記事を読んだ方には、ぜひ、家族や知り合いに高齢者がいる、もしくは親がいつの日か高齢になった時には、ちょっと気にしてみてほしいです!

そして、こんな素人が書いた記事より、もっと詳しくてわかりやすい情報がネットにいっぱいあるし、論文もたくさん出てるんで、ぜひ"フレイル"で検索してみてください!(私もまだまだ勉強中です!)

まずは、何事も、知ることが大切ですね。

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