書くことでずっと、救われている
noteでは、なるべく「今日一番に書けること」を書きたいと思っている。
父からインドの話を聞いた日は、インドのことを。
カラオケについて考えた日は、カラオケのことを。
My Hair is Badのライブに行った日は、ライブに置いてきた感情のことを。
気持ちはいつも、ナマモノだから。
搾りたてのうちに、残しておきたい。
そうして私は、ぼんやり「あーあ、消えたい」と思っていた夜に、その感情について素直に書いていた。前回の記事です。
明るい話ではないし、タイトルを見ただけで嫌な気持ちになった人もいると思います。ごめんね。
でもあれは、「死にたい」と思っている時にしか書けないから、書いておこうかな、と思ったんです。
こうして毎日書いていくなかで、楽しいことばかりが起きるわけではないし、ポジティブなことばかり考えられるわけでもない。
何かに触れて、自分の答えを見つけられる時ばかりでもないから、繕って明るい話ばかり書くのも、嘘をつくみたいで嫌だった。
その時の私に一番書けることを、できるだけそのまんまで残したいというワガママによって生まれたあの記事を、読んでくださった皆さん、ありがとう。
コメントやDMで、「書いてくれてありがとう」という言葉をいくつもいただきました。
誰にも言えなかった気持ちと一緒に、「私も死にたいと思うことがあるよ」という言葉を読むたびに
私は無責任に寂しくなって、そして、救われました。
あなたの孤独がわずかにでも和らぐように、もっと早く、書けたらよかった。
走り書きのような私の灰色が、読んでくださった誰かの人生の中で拾われていく。形を変えて、新たな意味や、新たな言葉を添えられて、私だけのものではなくなっていく。
「ありがとう」なんて、どれだけ優しい世界なのだろう。
書くたびに私は、そこに書き留めた自分を許してもらっているのだと思います。書くたびに、皆さんに救われているのは、私のほうです。
いただいた言葉たちに泣いてばかりいた今日の私が、一番書けるのはこの気持ちについてだけでした。
本当にいつも、ありがとう。
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