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心を揺さぶる高エンゲージメントTwitterアカウントのマーケティング的育成論

こんにちは。この度は、noteをご覧いただきましてありがとうございます。

最初に申し上げますが、本noteはフォロワーを増やすための記事ではありません。「あなたが影響力を持ち、共感され、相手の心を動かすアカウントを育てる」ことに貢献する、ただそれだけの目的で執筆しました。

正確に言うと、「Twitterにそれほど多くの時間を割けないあなたが…」という前置きつきです。


私も少なからず自覚があるのですが、Twitterは誰もが片手間に、気ままに取り組めるようなものではありません。「ツイ廃」という言葉があるように、本気でTwitterに全精力を傾けてしまうと、おそらく日中かなりの時間が失われてしまうことになるでしょう。

私は在宅ワーカーですので、自由な時間は会社勤めの頃より断然増えましたが、それでも数百単位のリプライ巡りをする余裕はありません。

また、いいねを押しすぎて一時制限がかかる、いわゆる「いいね切れ」も、最近になってやっと経験したような甘っちょろいアカウントです。

それでもいくつかの工夫をすることによって、自分にとって必要最小限の時間でTwitterを楽しめるようになりました。

しかも、定期的にいいねやリプライをいただけるというありがたいおまけつきです。


あらためまして、はじめましての方もそうでない方も、こんにちは。

雪と申します。(@yuki8marketer

職業はフリーランスのブロガー兼WEBマーケターです。普段はブログ記事の書き方や、サーチエンジン上位で検索されるための文章のコーチング、アフィリエイト指導などにより生活しています。

ウェブサイトで記事を作るにあたって、狙ったキーワードで1ページ目(最上位から3つ以内を目指しています)を獲得するために、人の知りたい欲がどこにあるのか、どんな言葉が刺さるのか、探したり考えたりするのが大好きです。

また、文章を書くことに慣れていて、普段から毎日数千から数万文字を打つことが苦にならない人間でもありますので、自分の思考を言葉で発信することに対するハードルは一般の方よりも低いかもしれません。

しかしTwitterに至っては完全に初心者で、住人は怖い人ばかり、何か言ったらすぐ炎上して晒されるという恐怖感でアカウントの作成を何日もためらうほどでした。

そんな超初心者だった私が本格的にツイッターを始めて3ヶ月、試行錯誤した結果が以下になります。


Twitter分析アカウントである、わかるくん(@minnawakaru)とけいすけさん(@kei31)に判定していただきました。


フォロワーさんが1,000人でもインフルエンサーLv.1と言っていただけて大変光栄ですが、オールラウンダータイプのパーフェクト超人と言われると自分でも何がなんだかよくわかりません。笑

私がただひとつ理解しているのは、意識してこのように育てたということです。


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インプレッション(ツイートがユーザーのタイムラインに表示された回数)は、直近28日間で88万回を超えました。

この数字は果たして多いのかというと……

パーフェクト超人の名がすたるのであまり言いたくないのですが、それほどではありません。

しかし、インプレッション数を上げることに貢献するとされている「ハッシュタグ付き投稿」や、インフルエンサー含め、アクティブなアカウントへの頻繁なリプライ巡りを全くしていないという条件を考えれば、それなりに多めです。

本noteを公開して半月後、113万4,278インプレッションを達成しました。


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Twitterって誰もが、いいねが1件2件、はたまた0件だったりした暗黒時代があるはずです。
いいねって、もらえるとしみじみ嬉しいですよね。

「ちゃんと読んだよ」のいいね。「良かったよ」のいいね。「大変だったね」と気遣ういいね。

「良くないね」があればいいのに…という話を聞いたことがありますが、バッドボタンなんて押されたらモチベーションが下がるしリプ欄も荒れそうなので、個人的な考えとしては要らないですね。

私がいただいた「いいね」の数は平均700/日を超えています。期間によりバラつきがありますが、ここ数日間でも500~600のいいねを獲得しています。

ここでお礼を言わせてください。
いつもいいねしてくださって本当にありがとうございます!
私のツイートは皆様のいいねで出来ています。


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1ツイート単位でいうと、エンゲージメント率の最高値はおよそ22%でした。一般的に、この数字が高ければ高いほどファンが多いということになります。

タイムライン(以下、TL)に流れてきたツイートをスルーせずクリックしてくれて、さらにいいねやリプライをするというアクションは、好意または興味と考えられるからです。


私の場合、最低ラインが7%前後で、平均するとだいたい10%を超えています。

このように、インプレッション数はそれなりでもエンゲージメント率を高く保持していけば、反応してもらえるという実感が得られますし、モチベーションも上がります。


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エンゲージメント率とは、自分のツイートに対してユーザーがアイコンをクリックする・RTする・いいね・リプライ・フォローをするなどして反応した数(エンゲージメント)を、インプレッション数で割ったものです。

Q:インプレッションとは?
A:自分のツイートがユーザーのタイムラインに表示された回数のこと


自分のインプレッション数やエンゲージメント率は、PCブラウザでTwitterを開いて、左側に並んだアイコンの中の、💬(実際のアイコンは円形です)をクリックして「アナリティクス」を選択すれば簡単に見られますので、確認してみてくださいね。


影響力を持つアカウントは、とにかくインプレッション数についてはものすごい数字を叩き出します。

Twitterの世界を探検していると、数百万インプ/月という文字がプロフに輝いている神の数の多さに本当に驚きが隠せません。

中にはひと月で数千万のインプレッションを誇る方もおられます。ちょっと意味がわからない…。


そんな中で迎えた2020年10月、アメリカ大統領選挙に伴ってアルゴリズムが変更され、自分のTLの表示ががらりと変わったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

Q:Twitterアルゴリズムとは?
A:ユーザーに対して、どのようなツイートを優先して表示するかを決めるルールのようなもの


フォロー外の方の投稿は、自分がフォローしている誰かがリプライ(以下、リプ)やリツイート(同、RT)をしなければTLにのぼることさえなくなってしまいました。

「〇〇さんがいいねしました」は邪魔なので要らないという方も多いですが、あれがなくなると、途端に自分のツイートの拡散能力は低くなりインプレッション数も落ちやすくなります。

多くの人に見てもらいたいと思ったツイートが拡散されない。思うようにいいねもつかない。そうなると、対処法としては

✔とにかくリプの数を増やしてインプレッションを底上げする
✔フォロワーさんがリプやRTをしたくなるようなツイートをする
✔影響力のある人に紹介してもらう
✔ハッシュタグ付きのイベントに参加する


この4点に絞られました。


2020年11月12日時点で、アルゴリズムは通常モードに戻りました。

しかし、無料で使えるプラットフォームを利用している以上、いずれ再び大きな変更が加えられることになるかもしれないということは覚悟しておく必要があります。

私は「リプやRTをしたくなるツイート」に関してはアルゴリズムに関係なく常に心がけるようにしていますし、時々ご厚意でご紹介いただくこともあります。

しかし、誰かのリプ欄を使っての交流会や、@ユーザー名(メンション)を付けて一斉に紹介してもらえる「〇〇砲」と呼ばれるものに積極的には参加してきませんでした。

また、去る11月11日に行われた、アイコン色とツイート内容を変えて楽しむ「祭り」にも不参加でした(ノッてみたい気持ちは少々ありましたが…)。


これは、私が単にひねくれているからではありません。
だって、みんながやっていることと逆のことをやったらどうなるのか、気になりますよね?

そういうわけで私は、今回のアルゴリズム変更を絶好の実験の機会と捉えたのです。


私のアカウントは、最初からかなり試験的かつ挑戦的な運用をしています。

自分からほとんどフォローしないとどうなるか。フォローされた時に全てフォローバックするとどうなるか、逆にしないでいると反応はどう変化するか、ひとつひとつデータを取りながら検証しました。

だから今回も、リプ推奨な状況でも敢えてリプしないとどうなるか、その答えを知りたいと思ったわけです。

ただし、これは単純にリプをする時間が本当に取れなかったからであって、わざとリプを控えて様子を見るような、実験そのものを目的とした検証はしていません。

なので、期間中もすき間時間にはリプを飛ばしていました。(自ツイートのリプ返をこなすだけで精いっぱいの時は1日0件、多い時には10件くらい)


結果がどうなったかというと、インプレッション数はやや落ち、フォロワー増加スピードには足止めがかかりましたが、今回のアルゴリズム変更による影響は無風と言っても良いものでした。

ここで、再度写真をご覧ください。


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それまでカクカクしていたグラフが、急に11%くらいの数字で落ち着き始めたのが見て取れることと思います。

つまりは、自分のやり方で行く限り、アルゴリズム変更の影響は受けない。大きく伸びることはないけれど、下がりもしないんだ。そう確信した時の喜びは、簡単には言い表せないものでした。


ところで、アルゴリズムが変わった期間中、多くのユーザーが対策を練っていました。特に、「自分のツイートにリプを付けてくれたらお礼をしに行きます」というツイートは頻繁に見られたことと思います。

しかし、この対処法はある種の問題点をはらんでいると私は考えました。

✔「リプをつけてくれたら返す」という交換条件になりがち
✔ツイート内容に全く関係のない義務的なひと言リプをもらっても、ツイ主が必ずしも喜ぶとは限らない
✔自分から積極的かつ頻繁にリプをするためには、かなりの時間、Twitterをするために空ける必要がある
✔リプをくれた人にお礼リプをしなければ…という義務感が発生する

どうでしょうか。

Twitter経由で集客をしている方などは、これも仕事の一環として淡々とこなせる作業かもしれません。

フォロワーを獲得したいと思っている方は、アルゴリズムがどうこうなんて気にせず、とにかくリプを増やす・リプを付けたくなる投稿をする、この2点を積極的に取り組まれることで結果が出るでしょう。

これは「アルゴリズム攻略」的な考えからから言っても王道です。

実際に、私より高エンゲージメントを誇る方々は当然のようにやっていることです。もちろん義務的にではなく、真摯に取り組んでいる方が大半だということは承知しています。


しかしTwitterはそもそも自分が好きなことをつぶやいて良い場所として作られたプラットフォームです。

その中で多くの人たちが「〇〇なう」に代表されるような「個人の今」を発信するよりも、更に良質かつ読みたいと思わせるツイート内容を心がけている。これだけでも多大な努力なのではないでしょうか。

アルゴリズムは「攻略」できるかもしれませんが、その向こうに存在するのは生身の人間です。

一生懸命Twitterに取り組んでいる上に「リプをしなくてはならない」という意識に思考が占拠されていってしまったら、Twitterを続けていくのが苦痛になってしまう方もおられるはずです。

また、

「アルゴリズムが元に戻って、リプしなくても良くなったからやめよう」
「いいねだけつけておけばいいや」


このような考え方は個人的に好きではありません。

Twitterはマーケティングにも使われる手段ですが、アルゴリズム変更のたびに手を変え品を変え模索するのは、たとえば

「チラシを配っても効果がないからサンプルを渡して反応を見よう」
「この書き方だと訴求力が弱いからもっと煽るコピーを書こう」


とマーケターが販売戦略を練る思考回路と同じではないでしょうか。
私は人と人とのつながりに、そこまでシビアな数字を関連付けたくはないのです。


真面目に誠実にTwitterに取り組もうとされている方ほど、自分のツイートを多くの人に見てほしいという気持ちと同じくらい、フォロー関係にある方と真摯に向き合いたいという思いを持っておられるはずです。

実際に、本業がおろそかになったから、家族との時間が取れないから…などの理由で、何人もの方が離脱していくのを目にしてきました。


私にはわからないのです。


もちろんTwitterに真面目に取り組むにあたって、1日5分や10分の片手間で済ませられるわけではありません。時間をかければかけるほど、アカウントはどんどん育ちます。

しかし、Twitterって、時間がなければやめなくてはならないものなのでしょうか。
真剣に運用するためには、生活が損なわれるほどの時間を注ぎ込まなくてはならないのでしょうか。


あなたがもし、毎日ある程度の時間、欠かさずTwitterに費やすことができていたとしたら。そして、好きな時に好きなだけつぶやき、いつでもリプができる環境にあるのなら、おそらくこの文章はお役に立てません。

このnoteは、私が自分の限られた時間を利用して、最大級に影響力を与えるアカウントを育ててきた記録です。

⭐読ませる・反応の取れるツイートをしたい
⭐Twitterに時間をそれほど取れないが、最大限に効果的な運用をしたい
⭐どうしたらエンゲージメント率があがるのかわからない
⭐アルゴリズムに左右されないアカウントを育てたい


このような方のお役に立てていただければと思います。


これまでに本noteを読んでくださった方からいただいたご感想の中から、数件をご紹介します。

全体的な感想です。さすが文章で生きている人ならではの在り方を書いた文章であり、とてもすがすがしく感じました。たまにフォロワー稼ぎのテクニックとか見ることがありますが、これらとは真逆の在り方を感じました。まさに「全力で寄り添うマーケター」にふさわしい内容だったと思います。ありがとうございます。
中村文昭@たいわや代表(@jvl1S96EYxZz7R0)様
いやー、ボクも「フォローしてください」を一切やったこともなく何かのイベントに参加した事もないのにフォロワーさんが増えてくれるを目的としてやっていました。もちろん数に重視ではなく質に重点を置いて。そのやり方を理論的に分かりやすく書かれていてドキッとしました(笑)これなら着実にTwitterライフが楽しくなることうけあいです(*^-^*) そして、特筆すべきはツイートのやり方です。これもかなり参考になるのでまずは真似されることをお薦めします(*^-^*)雪さんありがとうございました。
【都 章(@bosskonsaru1)様】
読ませていただきました。
実際に検証されたデータと共に効果のある方法を教えてくださったのが為になりました。noteの中で紹介されていた文章作成メソッドはぜひやってみようと思います。ためになるボリューミーなnoteをありがとうございました!また引き続きツイートを楽しく読ませていただきます!!
【けい@京都スイーツ巡り&グルメ(@DlgxYJA4F9D5wwv)様】
雪さま
note 読ませていただきました。
なんでしょうか、この落ち着いた感情は。
読み終えると窓の外の景色を眺め 数分間、ぼーっとしていました。

Twitterに対する考え方や目的が合致していたからです。
最終目的は、全く一緒。
ただ僕とは違い、Twitterへの取り組み方がアグレッシブなので流石マーケター!と感じました。
仮説をたて数字をもとに分析し行動ベースに落とし込む、すべてが計算されてるんだなと、感心した次第です。

あっぱれです。

僕にはハードルが高く無理ですが、noteにある雪さまの“努力の結晶”を
ありがたく頂戴します(笑)
個人的な一番の学びは、マーケティング的に考えるTwitterですね。雪さまの note でしか知りえない極めて貴重なビューポイントだと思います。
雪さまの魅力的なツイートの裏側を知りたい方や、同じベクトルの人間は
読まずにはいられないはずです。

noteを読んでもっと好きになりました。
ありがとうございます。
【ライデン(@1000writing)様】


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