【要介護認定】の落とし穴  過去日記


母は発症した病が原因で40代にして
要介護認定を受けた。


しかしこの【要介護認定】は考えもの。


というのも、本当にきちんと審査はされていない
と感じたから。


要介護認定を受けている祖父の
認定審査についてを祖母に聞いた時


実際に母が審査されてるのを横で見た時


不正確さと


こぼれ落ちている人がどれほど居るだろうか


と勝手ながらに心配したほど。


なぜそう感じたか
の前に厚労省のHPにある概要↓


ざっくり言うと

なんらかの理由により
日常生活を送るにあたって
プロの手が必要か否か

プロの手を借りられるかどうか

と言うことだと認識している。


公平な判定をするためにコンピュータを
使用する

とあるが、

私が問題視しているのは
その前の段階の

『基本調査』

の部分。


どんな調査が行われるかご存知ですか?


例えば
トイレに行けますか?

と言う問いがあったとする。

その場合は

実際にトイレに行くのを調査員が見るわけではない。


質疑応答のみ。




大事なのでもう一度言います。



質疑応答のみ



仮に先ほどの質問をしたとする。


回答には

「できます」
「できません」

大まかに二つあると思う。



ここで見落とされるのは


『(トイレまで人の手が必要だけど、トイレをすること自体には人の手は借りずに)出来ます』

『(トイレまで行くのも、する時も人の手が必要だけど、そんなこと恥ずかしいから言わないでおこう)出来ます』

『(トイレに行こうと思って向かってる最中に出ちゃうことがあるけど、1人で向かえるし
1人でトイレもできるから)出来ます』


など人の心()の部分は
質疑応答では聞き出せないこと。


人間見栄を張ったり
プライドや恥が邪魔する生き物


年配者であればあるほど頑ななこともあるかもしれない。


調査員もここまで事細かく聞いてきません。

「あ、出来ますね」

とチェックをする。


そうするとどうだろうか


上記のように()の部分が伝わらないまま
審査が行われると


本当はプロの手が必要なのに


必要な支援が受けられない判定に
なってしまう可能性があります。


また、主治医の意見書も
主治医は患者につきっきりで症状を
見ているわけではないので
取り繕ってしまえば
そのようにしか書いてもらえないかもしれない。


すごく曖昧で

なんて危うい審査なのかと私はびっくりした。


これは明らかに寝たきりや、
歩行困難
ではなく、
どうにかこうにか意地で
気合いで
乗り切れてしまう方が

家族が

取り残されちゃうな…と。


調査員も人によるかもしれませんが
患者本人が質疑応答ができる場合は

基本的にはご本人にしか話を聞きません。


家族がちょうど席を離れたタイミング

などで質疑応答されていたら
家族の思いとは違った結果が出ます。


そうすると必要な支援が受けられないため
家族の負担が増えます。


要介護認定の落とし穴
審査の落とし穴
があると私は感じました。


体は人の手が必要でも
口が達者
頭もしっかり
しているとこういう落とし穴があります。


もし身近に審査を受ける方がいらっしゃれば


もし審査をする立場の方であれば

()の部分を見るように心がけてほしいと
思います。


ではまた。

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