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インターネットを生産性を高める方に使う仕事術。

今の世の中は情報社会であり、インターネットというのは、もはや、生活の中で無くてはならないものであるが、道具を使うのではなく道具に使われており、手段と目的が逆転している人は多い。今回の記事は、インターネットに生産性を奪われるのではなく、生産性を高めるために使うにはどうすればいいのか?を考えたい。

インターネットによって生産性は高まった?

冒頭でも述べた事だけど、インターネットはもはや現代人にとってなくてはならない物になっている。一人一台スマホを持って、一日中、SNSに入り浸る事によって常にインターネットに脳を常時接続している様な状態だ。

確か、Windows95によってインターネットが民間に普及していった頃は、IT革命によってサラリーマンの仕事は全部インターネットによって奪われるとか言われてた気がするけど、実際の所は、作業にITが介入してくることでさらに仕事が複雑になって、面倒臭い仕事が増えたばっかりである。最近も、AIによって人間の仕事が奪われるとか言ってる人もいるけど、AIによってまた別の仕事が増えて、それに関わる業種が増えていくだけだろうなーと予想している。

それはそれとして、情報革命というのは人間の認知する世界を大きく変えた。現実に手で触れられるリアルの世界の他に、仮想空間にもう一つの世界を生み出して、世の中の多くの人たちがその仮想空間でも生活するようになってしまったのである。

インターネットというのは人類の生産性を高めたか?と問われると、確かにやれることは増えたとは思うけど、新たなコミュニケーションの方法に振り回されてストレスも増えた。元々、人間の脳と言うのはマルチタスクには向いてないので、やるべきことが増えてストレスに潰されて、うつ病などのメンタルの病に悩まされる人も増えた。そこまで行かなくとも、日常生活でも常にSNSのメンションの為に気が散って、本来の自分自身のパフォーマンスを出せないと感じる事はよくあるであろう。

SNSによって依存症になってる?

これは自分自身の話でもあるけど、常にSNSのメンションが気になって、仕事も勉強も手に付かなくなるのはよくある事であろう。仕事をやっていても、ちらちらとtwitterなどを覗いてしまい、仕事にちゃんと集中することができない。

僕はポモドーロテクニックという方法を使う事で、仕事の生産性を高めるのとどれぐらいの作業をやる事が出来るのか計測していたりするけど、ちゃんと一日のうちに仕事に集中することができているのは3時間ぐらいである。

この3時間というのはそれほど優れたスコアでもないけど、どんなにガンガン仕事ができる辣腕の人でも、精々一日に4~5時間も仕事が出来ればいい方らしいのである。

集中できる時間

本当に集中して仕事をできる時間はせいぜい5時間くらいではないか。忙しくなってしまったときは一日8時間ガッチリ集中で一週間ということもあるが、だいたいデッドラインを超えると数日使い物にならなくなってしまう。

だらっと8時間働くより、しっかりセットアップして4時間集中した方が、いいアウトプットが出る。ただしこれは個人で仕事が完結する場合に限る。散発的に発生する事象を都度片付けるタイプの仕事や、定常業務がある場合はまた別。

ちなみに僕は集中して働くときは「全員殺す」ってテンションで仕事をしている。

仕事をする上ではちゃんとその作業に取り組むために準備をしておいて、最高のパフォーマンスを出せるようにした方が良い。分かっているけど、実際にそういう最高のパフォーマンスを出すためには具体的にどういう方法を取ればいいのか?

最高のパフォーマンスを出すための仕事術

これはまぁ、僕の関心ごとでもあって、いろんな方法を今まで試してきたのである。それについては自分のブログでも書いた。

ポモドーロテクニック、20秒ルール、セルフモニタリングとかいろんな方法を試してきたけど、結局、一番効果があったのはポモドーロテクニックとSNSの遮断ですね。

ポモドーロテクニック

ポモロードテクニックは自分がうんぬんかんぬんと並べ立てるよりも、先人がまとめたこちらを一読頂ける方が分かりやすいだろう。

端的に説明すると、タイマーをセットして25分仕事、5分休憩というサイクルを作るだけの単純な方法である。しかしながら、この方法は結構強力で確かにやりたいことに集中することが出来る。

僕はポモドーロテクニックで使うタイマーはiPhoneアプリの「集中」というアプリを使っているけど、これはシンプルで良い。

別に使うタイマーはなんでもいい。しかしながら、ちゃんと記録が取れて確認できる様にしていた方が作業効率が測定出来て実際どれぐらいのパフォーマンスなのか確認できる。この「集中」というアプリはグラフでどれぐらい今日は働いたのか確認できるのである。

SNSの遮断

これは有料ではあるがchrome拡張の「Block Site」というツールを使っている。

これを使って、仕事時間中はtwitterやはてなブックマークなどのSNSにつながらない様に遮断している。有料であってもSNSの遮断は仕事のパフォーマンスに直で関わるので、やっといた方がいい。

こうやってツールを使って自分でSNSを遮断したところで、すぐに設定を変えてしまって繋げられるので無意味のように感じるかもしれないけど、人間には20秒間やりたいことを妨害されたりすると気が変わる「20秒ルール」という法則がある。

ちょ→簡単に言うと、「20秒面倒なことがなくなるだけで良い習慣は続くようになるし、20秒面倒なことがあると悪い習慣をとめやすくなる」という理論です。以上です。本当はもっといろいろ参考になる話があるのですが、要点としてはこれだけ。

20秒掛けてもSNSに接続できない様にしておけば、仕事中にSNSを見て気を散らす悪い習慣を防ぐことができるのである。Block Siteには設定を変えるときにパスワードを求められる仕組みがあるので、そこに超長いパスワードを入力しておけば、気軽にSNSを見る事ができない。昼休みなどはタイマーによってBlock Siteが動く時間を制限することができるので、勤務時間のみ動作する様に設定しておけばいいだろう。

まとめ

インターネットは道具なのだから道具に使われる様な使い方をしていたら生産性は高まらない。確かに、チームでのコラボレーションが捗ったり、知らない人と出会うことが出来たりなどして、新たなアイディアの発見などは出来るようになったかもしれないけど、一日中情報の奔流に晒されていては何もすることが出来ない。

この情報の奔流を上手く使いこなすには、自分の中にルールを律する事により、情報の流れをコントロールする必要があるのである。自分にとって、その情報が本当に必要か判断することが重要になってくる。

思想的な事ももとより、具体的にどういった方法で情報時代を生き抜くかも重要であろうが、些末な事に囚われることなく大局的な視点を持つことである。今、本当に必要な事は何なのかは、静かなところでしか分からないのかもしれない。

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