世界fuck発見

驚くほど何もせず一日を過ごした。鬱病に苦しんでいる人と同じぐらいの時間ベッドに落ちていた。ただ怠惰なだけでここまで何もしないでいられるのか。野比のび太から善意と青太狸を奪えば俺になる。それぐらいの怠惰さを秘めている。逆原石だ。

周りの高校3年生は、一日7時間、8時間平気で勉強している。俺はそれが出来ない人種だってわかっていたから、ある種逃げたとも言える。逃げる先を間違えたんだろうなとも思う。速く死んでおくべきだった。もう命が惜しい。小学生のうちにちゃっちゃと人生に見切りをつけなければならなかった。

ここからは怠惰で生きて怠惰で死ぬまできっと俺は自力では死ぬことは出来ないだろう。この18年で臆病さは小型草食昆虫ぐらい鋭敏になってしまった。痛いこと、辛いこと、嫌なことを本能で避けるから努力も出来ない。

俺が本当にすべきことは勉強や絵を描くことではなく、食えない雑草を知ることと鳩と鯉と蛇の捌き方なのかもしれない。大きいネズミとして生きられたら、もしかしたら俺にとってはそっちのほうが楽なのかもしれない。責任なんて背負えない。他人の食べ残した恵方巻きを貰って生きていたい。誰か助けて。僕ちゃんと生きていけないんです。お願いします。

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