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「私の誕生日お祝いして♡」フィリピン人の同僚から学んだリクエストの作法

本当は誰かに手伝ってほしいのに、言えなくて一人で勝手にイライラしちゃうことってありませんか?

私は常習犯です笑

「手伝ってほしいな~でも、みんな忙しそうだな~」



「もう、これ全然終わらないっ!何で、みんな気づいてくれないの!?きぃぃぃぃぃぃぃぃっ(# ゚Д゚)」

もはや自損事故( ´∀` )

頭では、わかっているのです。

「『こうしてほしい』と思ったことは、素直にお願いするが勝ち」だって

同僚の誕生日、まさかのリクエスト

Photo by Robert Anderson (Unsplash)


これは、まだ私が英会話講師として働いていた頃の話。

その頃、私の職場の常勤スタッフには同じぐらいの年齢の女性しかいなくて、毎日"女子校"のような雰囲気でした。

いつも通り働いていたある日の休憩中のこと。

フィリピン人の先生がみんなに声をかけてきました。

「今日の仕事終わり空いてる?私が全部お代払うからさ・・・




私の誕生日お祝いして♡




!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

「自分の誕生日お祝いしてって自分で言うんだ!」と最初は、びっくり。

でも「フィリピンに住んでいたとき、私の周りはそうだった」と言われ、遠慮はいらなさそうだったので、職場近くのお店に行き、みんなでちゃっかりご馳走になっ・・・じゃなくて、お祝いしたのでした。

ちなみに、次の年も、彼女が自ら注文した何枚もの大きなピザを囲んで、盛大にお祝いしました。

素直にお願いするのは、自分のためだけじゃなくて、お互いのため

Photo by Debby Hudson (Unsplash)


彼女から学んだことは、「『こうしてほしい』と思ったことは、素直にお願いするのがお互いのためである」ということ。

仮に、彼女が私たちに直接お願いせずに、
「今日私の誕生日なのに、誰も気づいてくれない・・・ちーん」
って一人で落ち込まれるよりも、直接お願いしてくれてみんなでお祝いする方が楽しいし、精神衛生上もいい笑

これは誕生日の話でしたが、普段の日常生活もそうなんだと思う(いや、実行に移すのが難しいのは、私も痛いほどわかってますよ、という心の声)。

相手の状況や気持ちを勝手に察して、一人で頑張ってイライラするよりも、直接お願いされる方が相手にとっても気持ちいいはず。

「直接的なお願い=ずうずうしい」は全てのケースに当てはまるわけじゃないよね。

ちなみに、フィリピン人の彼女が、全てのお代を払って誕生日祝いをした後、それがしばらくその職場の習慣になりましたとさ。

めでたし、めでたし。←何が?



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