曖昧な言葉にツッコむと見えてくるものがある
私の今の仕事のひとつは、情報誌の記事執筆と編集。
元々経験があった訳ではないので、今の職場で働き始めてから3年間手探りで方法を学んできました。
記事の中には、誰かにインタビューをした内容を書くものもあり、インタビュー経験のなかった私は、最初は質問を考えるのも大変。
私はプロのライターや編集者ではないのですが、「これは、自分について知りたいときにも使えるなぁ」と思ったので、今日はそこで学んだことをひとつご紹介したいと思います。
意味の広い言葉じゃ、イメージできない
私が学んだことは、意味の広い曖昧な言葉にツッコむ大切さ。
例えば、「楽しい」という言葉。
相手にとって、それがいい出来事だったことはわかるけど、相手がどんな気持ちだったのかいまいち具体的に想像しにくい。
そんなときは
「その『楽しい』は、わくわく、それともゾクゾクする感じでしょうか?達成感からくるものでしょうか?より具体的な言葉に置き換えるとしたら、どのような言葉になりますか?」
と聞くと、相手はもっと細かく言語化して返してくれます。
これを始めたきっかけは、
①相手に投げかける質問のパターンをひとつ増やすため
②文字にすると内容が薄くなってしまう「良い」「楽しい」などの言葉を記事で使うのを避けるため
でしたが、最近自分にも使えるんじゃないかと思うようになりました。
「しあわせ」ってどんな状態ですか?
私も含め、「しあわせになりたい」と思っている人は多いはず。
でも、そもそも「しあわせ」ってどんな状態なのでしょうか?
私が以前想像していた「しあわせ」は、キラキラしたものでした。
どんなことがあっても落ち込まず、
ポジティブで、
毎日テンション高く楽しそうで、
「しあわせ」よりも"Happy"が似合う感じ。
でも、違った。
毎日ポジティブでいよう。
テンション上げてこう。
手帳やノートに、やたら"Happy"って書いてみよう←どんな取り組み
やってみたけど、違和感しかなかった!笑
そこから数年経ち、気づいたことは、私が求めている「しあわせ」を一言で言うなら「キラキラ」ではなく「ほっこり」だということ(ちなみに、私の肩書きは「ほっこり愛好家」。私が勝手につけた笑)。
もっと言うと、それは、
今の感覚に集中し丁寧に味わうことで、心にじんわりと広がるあたたかさ。
もしかしたら年を経るごとに変わっていくかもしれないけれど、これが今の私の「しあわせ」です。
言語化の質は質問の質
インタビューをしていても思うし、よく言われていることだけれど、相手がどれくらい相手自身のことを言語化できるかは、こちらの質問の質にかかっているということ。
いかに相手が考えたことのない質問ができるか。
いかにこちらが答えてほしい内容をピンポイントで聞き出せるか。
自分に対しても同じなんじゃないかなと最近思う。
まぁ、自分と一体化しちゃってるから、難しいんだけども笑
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