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曖昧な言葉にツッコむと見えてくるものがある

私の今の仕事のひとつは、情報誌の記事執筆と編集。

元々経験があった訳ではないので、今の職場で働き始めてから3年間手探りで方法を学んできました。

記事の中には、誰かにインタビューをした内容を書くものもあり、インタビュー経験のなかった私は、最初は質問を考えるのも大変。

私はプロのライターや編集者ではないのですが、「これは、自分について知りたいときにも使えるなぁ」と思ったので、今日はそこで学んだことをひとつご紹介したいと思います。

意味の広い言葉じゃ、イメージできない

Photo by Joshhua Hoehne (Unsplash)

私が学んだことは、意味の広い曖昧な言葉にツッコむ大切さ

例えば、「楽しい」という言葉。

相手にとって、それがいい出来事だったことはわかるけど、相手がどんな気持ちだったのかいまいち具体的に想像しにくい。

そんなときは
「その『楽しい』は、わくわく、それともゾクゾクする感じでしょうか?達成感からくるものでしょうか?より具体的な言葉に置き換えるとしたら、どのような言葉になりますか?」
と聞くと、相手はもっと細かく言語化して返してくれます。

これを始めたきっかけは、
①相手に投げかける質問のパターンをひとつ増やすため
②文字にすると内容が薄くなってしまう「良い」「楽しい」などの言葉を記事で使うのを避けるため
でしたが、最近自分にも使えるんじゃないかと思うようになりました。

「しあわせ」ってどんな状態ですか?

Photo by Towfiqu barbhuiya (Unsplash)


私も含め、「しあわせになりたい」と思っている人は多いはず。

でも、そもそも「しあわせ」ってどんな状態なのでしょうか?

私が以前想像していた「しあわせ」は、キラキラしたものでした。

どんなことがあっても落ち込まず、

ポジティブで、

毎日テンション高く楽しそうで、

「しあわせ」よりも"Happy"が似合う感じ。

でも、違った。

毎日ポジティブでいよう。

テンション上げてこう。

手帳やノートに、やたら"Happy"って書いてみよう←どんな取り組み

やってみたけど、違和感しかなかった!笑

そこから数年経ち、気づいたことは、私が求めている「しあわせ」を一言で言うなら「キラキラ」ではなく「ほっこり」だということ(ちなみに、私の肩書きは「ほっこり愛好家」。私が勝手につけた笑)。

もっと言うと、それは、

今の感覚に集中し丁寧に味わうことで、心にじんわりと広がるあたたかさ。

もしかしたら年を経るごとに変わっていくかもしれないけれど、これが今の私の「しあわせ」です。

言語化の質は質問の質

Photo by Sixteen Miles Out (Unsplash)


インタビューをしていても思うし、よく言われていることだけれど、相手がどれくらい相手自身のことを言語化できるかは、こちらの質問の質にかかっているということ。

いかに相手が考えたことのない質問ができるか。

いかにこちらが答えてほしい内容をピンポイントで聞き出せるか。

自分に対しても同じなんじゃないかなと最近思う。

まぁ、自分と一体化しちゃってるから、難しいんだけども笑



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