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第12話:「俯瞰と運営」の魂パターン

魂パターンは9つあり、それぞれ特徴があります。
‐ 魂パターンの出し方
‐ 各パターンの目的と課題

また、1~9でひとサイクルとして、各数字は関連性を持っています。
‐ 数字の意味
‐ 植物の生命サイクル

それを踏まえた上で、さらにざっくりと
‐ 無・あるいは従来の状態から新しく「創る・作る」方向性を持つ魂
‐ 戦略的思考で秩序を作り「まとめる・整える」方向性を持つ魂
‐ はみ出しや取りこぼしをケアする「受け止め」の方向性を持つ魂
の3つに分けて考えてみます。

(9番は「全て」を併せ持つパターンとなります)

今回はその2番目、俯瞰と運営が得意な「まとめる・整える」方向性を持つ【2】【4】【8】についてです。

このグループは物事を俯瞰し、人や概念をまとめ発展させるのに長けています。共通して「周囲との関係性で能力発揮」しますが、それぞれ
【2】自他が成長することで共栄したい
【4】問題を解決し困っている人を救いたい
【8】知恵を与え、やる気を起こしてあげたい
と、アプローチの焦点に違いがあります。

【2】はビジネス的思考に長けた「清濁併せ呑む」タイプ。【4】は頭の切れる戦略家、【8】は叡智を伝え人に力を与える啓蒙家、といったイメージです。

以下、それぞれの特徴をもう少し詳しく記述します。

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【2】は、【1】で始まったものごとを受け止め、まとめる数字。野球で言えばキャッチャー、女房役です。独創的な【1】を受け止める【2】ですので、相手に合わせる柔軟性を持っています。
また、衝動性のある【1】とバランスを取るために現実的思考と管理能力を備え、責任感も非常に強いです。そのため「仕事ができる人」という評価を受けることが多いです。物事を総括し運営、発展させていく役割を担い「人を育てる」という意識を持っています。
フロントパーソンではなく「縁の下の力持ち、陰の実力者」として全体をまとめる存在。

【2】の能力・強み:
サポート能力、総合管理力(マネージメント能力)

【2】の能力を活かすために:
相手に合わせる柔軟性は、下手をすると度を超えた自己犠牲、ひいては相手を甘やかし問題を助長させることになります。
もともと現実処理能力が高い、優秀な2番ですが、相手の責任=成長のチャンスを奪ってしまうことが無いようにしましょう。自他の責任の線引きを明確にすることで、共に発展していけるようになります。
「本当の意味で相手をサポートし成長させてあげるため、自分はどう振舞うべきか」に意識を向けること。

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【4】は頭の回転が非常に早く、即座に状況を把握し、ゴールとその道のり・問題点・改善点を見つけることができます。
一方で、自分には「どうすればいいのか」がすぐに分かってしまうので、周囲・現実がそれに付いてこないとイライラするせっかちな面もあります。
論理的アプローチで問題を処理するため「頭脳派」という印象を与えますが、その背景にあるのは「問題を前にすると黙って見過ごせない」「困った人がいると助けずにはいられない」という思い。冷静、時には冷徹にさえ見えながらも、実は人一倍愛情が深いのです。

【4】の能力・強み:
分析力、プロデュース力、問題解決能力、救済への情熱

【4】の能力を活かすために:
問題を解決するには、周囲の協力と時間が必要です。先急ぐ癖があることを自覚し、途中思うように事が進まなかったり、なかなか周囲の理解が得られなくても、すぐに諦めないこと。
誰かの言動に「愛と気遣いがない」と感じると感情的になりがちです。ひとそれぞれいろいろな愛の形があると認め、相手を責めるより「自分なりの愛」に立ち戻り、それを大切にしましょう。

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【8】は本質として「自己肯定」というテーマを抱えています。自分なりの考え・主張を持っているものの「内弁慶」の傾向が高いのも、よく知らない人に自分の本音を見せ、否定されたり思いがけない波紋が起こるのを恐れているから。
森羅万象の知恵・本質を察知するセンスが高く、それを体系的にまとめる力もあります。そこから社会的な貢献もできる、しているのですが、その現状を「正しく自己評価」することが苦手です。結果として、物質的な対価を求めることに消極的で、自然や観念の世界に遊ぶおっとりした人、という印象を与えます。
しかしそこから一歩踏み込んで、自分なりの哲学を積極的に伝達することで、自らが自己確認できると共に、他者にも現状を生き抜く拠り所を与え、前へと進む力を感じてもらうことができます。

【8】の能力・強み:
内面の豊かさに対するセンス、影響力、伝達力

【8】の能力を活かすために:
簡単に言えば「コンプレックス」を抱えながら生きるため、それを直視し、克服する行動さえ起こせれば、それは自らの自己肯定感へと繋がると共に、その経験を活かして他者の自己肯定を助けられる資質を持っています。
コンプレックスの裏返しとして「エリート意識」を持つ傾向があるので、謙虚さを忘れずに。正しく勇気を持ち、自己肯定し、行動して行きましょう。

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同じ「まとめ、整える」タイプでも、整えた後に求めているものが「成長」「問題のない世界」「自己肯定(信頼)感」と、それぞれ違うことが分かります。

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