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第11話:「創出」の魂パターン

魂パターンは9つあり、それぞれ特徴があります。
‐ 魂パターンの出し方
‐ 各パターンの目的と課題

また、1~9でひとサイクルとして、各数字は関連性を持っています。
‐ 数字の意味
‐ 植物の生命サイクル

それを踏まえた上で、さらにざっくりと
‐ 無・あるいは従来の状態から新しく「創る・作る」方向性を持つ魂
‐ 戦略的思考で秩序を作り「まとめる・整える」方向性を持つ魂
‐ はみ出しや取りこぼしをケアする「受け止め」の方向性を持つ魂
の3つに分けて考えてみます。

(9番は「全て」を併せ持つパターンとなります)

今回はその1番目、従来の状態から新しく「創る・作る」方向性を持つ【1】【5】【7】についてです。

「創る・作る」という共通項を持っているも、それぞれ独自のスタイルがあります。簡単に言うと
【1】創造者・パイオニア
【5】探求者・職人
【7】建築家・エンジニア
的なイメージでしょうか。

【1】は独創性が突出しており、【5】は努力と集中の人、【7】は専門的な知識と技術で何かを構築するのが得意です。

以下、それぞれの特徴をもう少し詳しく記述します。

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【1】は始まりの数なので、越冬した種が固い殻を破って芽吹くように、物事を開始する勢い、強さがあります。
斬新なアイデアや強いリーダーシップで、ものごとを切り開いて事を起こして行くパイオニアです。
反面、新芽が生命力にあふれながらもまだまだか弱いように、自信に溢れた力強い言動の裏に、実は非常に繊細な部分も持ち合わせています。その繊細さがネガティブな方向に向かうと、持ち前の破壊力と合わさって、自他を責める「攻撃性」になりがちです。

【1】の能力・強み:
独創的な発想力、発言(スピーチ)力、行動力、リーダーシップ

【1】の能力を活かすために:
自分の繊細さや、衝動的に誰か・何かを非難する傾向があることを自覚した上で、人に自分の独創性・開拓力を「活かしていただく」意識を持つ。
自分と違う見方、意見を持つ人を「白黒」「敵味方」で考えないこと。相手はあなたを否定しているのではなく、違う視点を持っているだけです。

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【5】は探求心が強く、フォーカスさえ定まれば、持ち前の真面目さと頑固さで物事をとことん突き詰め、圧倒的な「匠」のレベルに達する力を持っています。
興味関心のあることには迷いなく飛び込み、コツコツと努力を惜しまず、時間の経過と共に確実に結果を出していく職人タイプ、大器晩成型です。
しかし、好奇心旺盛で器用なために「熱しやすく冷めやすい」傾向も。そうなると、器用貧乏のまま人生が終わってしまうことになります。
また、5番の頑固さ、一途さが裏目に出ると主観的、自己中心的になります。

【5】の能力・強み:
探求心、粘り強さ、創意工夫、実践・実現能力

【5】の能力を活かすために:
取り組む対象を絞ること。
好奇心の多さが集中を妨げます。自分の考えや思い、感情を整理してくれる人と定期的に話す時間を持ったり、自分が最もやりたいことをじっくり自問する時間を作るとよいでしょう。

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【7】は緻密な情報処理が得意で、知性的にすべてを組み上げ、それが何であれ、完成物は合理的で整然とした美しさを持ちます。
一方で、必ずしも合理的ではない「人の感情、人間関係のしがらみ」に対処するのが苦手。これは、元を辿れば「自分が予期しているものが手に入らないこと」「今あるものが壊されること」への恐れから来ています。裏切られたり失望するのが怖いので、始めから関わりを避けてしまうのです。
裏を返せば、それだけ慎重であり、繊細な心の持ち主である、ということ。この隠れた資質に気づき、知性だけでなく精神性を大切にすることで、7番の人生は新たなステージへと展開します。

【7】の能力・強み:
技術力、整合性、情報の緻密な編集と構築

【7】の能力を活かすために:
不合理なものを「劣・悪・敵」と見るのではなく、単なる現実の一部として受け止める。
感情や精神性を自らも内包していることを認め、それらに敬意を持つ。

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同じ「つくる」タイプでも、それぞれ「開拓」「探求」「完成」と、担当エリアが違うことが分かりますね。

第12話:「俯瞰と運営」の魂パターン
第13話:「寄り添い」の魂パターン

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