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育休復帰前日の、とりとめのない文章

今日で、長かった育休が終わる。
そして1年と3カ月ぶりに、明日から出社である。

今週もバタバタしていて、今日のお昼ごろまで全く実感がなかった。
明日からまた、もし第二子を産んだりしない場合は、あと30年くらい働くのか…と 想像しても、なんだかぼーんやりとしています。
(体は正直で、夕方からおなかを壊して ちゃんと不安を感じているようだけど…。)

3カ月の産休と、1年の育休。
文字にすると長い長い期間で、会社を離れたときは終わりが見えないくらい膨大に感じたんだけど、こうしてあたりまえのように復帰の時は来るのね。

毎日娘と一緒に公園にお散歩に行って、おっぱいをあげて、離乳食をつくって食べさせて、支援センターで後ろから遊びを見守って、おかあさんといっしょを見せながら夕飯を作って、お風呂に入れて寝かしつける。

これを繰り返しながら娘の成長を見守る日々は、永遠のようで本当にあっというまで、あぁ、また金曜日か‥っていつもびっくりしていた。
それなのに、娘を見ているその瞬間は永遠というか、いつか赤ちゃん時代が過ぎ去ってしまうことが信じられないような。不思議な時間の流れをしていたなぁ。

「会社で働かない」期間を1年以上過ごしてみて、フリーのデザイナーの真似事みたいなこともしてみて、良くも悪くも「会社」のことを少しだけ俯瞰でみることができたかもしれない。
会社はただの仕事をする場所で、だれが仕事をやってもいいし、7割で仕上げて回りを頼ったっていいし、批判されてもそれは自分への否定じゃなくて仕事へのダメ出しだし。みんなに好かれたり認められたりしなくたっていいし、自分のプライベートの時間を切り売りしなくていいし、できないことを「できない」っていうことに罪悪感もちすぎなくていい。
そういうことが、渦中にいたときはわかったつもりでも頭を上滑りしていっていたけど、離れたところから見て始めてちゃんと腹落ちした感じはある。

妊娠前とか、仕事に疲弊しまくってへとへとになっていた時代とか、仕事じゃなくて自分のブランドに傷をつけたくない、みたいなガチガチ状態でやっていた気がする。そうならないようにしたいな。

たくさんの時間会社を離れたけど、「めっちゃ自由で天国!フリーダム!」とか逆に「会社にはもう戻りたくないよ…うう‥」とかもなくて、想像よりフラットで、どんな風に環境が変わっても少しのことに喜んだりイラっとしたり、その時の日常が淡々と過ぎていくだけだとわかった。
肩の力を抜いていこう。

でも、思ったよりも復帰が怖くないのは、やっぱりデザインの仕事とか、ゼミとか、そういう勉強の場?に参加して、育休前の自分よりも少しはパワーアップしたって思えることが大きいかもしれない。
色々引き出しが増えた気がするし、それを仕事の企画のなかで試してみたいなぁと少し楽しみな思いもある。
大変なときもあったけど、少し無理してでも、デザインに食らいついて良かったなぁ、と思う。


あぁ、娘とべったり一緒の日々、満員電車と無縁の日々、いつでも歯医者にいける日々も、今日でもう終わるのか。
名残惜しさはあるけど、明日からの新しい日々が また違った日常を連れてきてくれて、それに慣れていくんだろうな。
娘が、当初ぎゃんぎゃんに泣いていた保育園で、もう一滴もなみだを見せずバイバイをしてくれるように。

前の記事でも書いたけど、「遊びのつもりで気楽に」をモットーに、頑張りすぎず、自分を縛らず、軽やかにやっていけますように!

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