ゼロから始める伊賀の米づくり4:百姓をするとは、地域の信頼を受け継ぐということ
「百姓をする(父から継いで米作りをする)」と決めてから、天気予報に敏感になりました。
数日後に雨の予報が出ていたある日、天気が良いうちに実家へ戻り、単身、トラクターを運転し、耕すことに決めると一路、伊賀市へ。
というのも、父の死後、実家の田を取り巻く様々な声を祖母や人伝に聞いていたのです。
『「お父さんが亡くなって大変でしょう?田んぼはどうするの?」って尋ねてきてくれるんや、近所の人は。私も年寄りやし、土地やら何やらをどうするとは、私からは、よう言えん。』
『俺は、勝