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出掛けないと思い出は残らない

現在、2021年10月である。
月並みだが、今年もあと3ヶ月で終わってしまうことに驚く。
新型コロナの影響でイレギュラーな2020年が始まり、生き方を試行錯誤しながら2021年に突入した感じで、この一年でそのイレギュラーに慣れつつあった。
でもやっぱり気持ち的にはまだ“仮の生活感“があった。

でも確実に1年が経ったのだ。仮ではなく、現実で1年だ。

私の働き方といえば、ありがたいことにほぼリモートワークが叶う上、同居の家族は同じような待遇の夫だけだし、元々1人一部屋のレイアウトのマンションだから、何も不便はない。

インドア派の私は、あまり大きな声では言えないが、新しい生活様式を結構気に入っている。
わざわざ電車に乗らなくて良い。通勤があった時と同じ時間に起床しても、時間を有意義に使える。読書をしたり、映画を観たり、運動をしたり。
くだらない飲み会もないし、面倒なイベントも軒並み中止か、負担の少ないオンラインに。
化粧もしなくて良いし、家事も捗るし、なんて快適なんだろう。
その思いは今も変わっていない。

そして、仕事を頑張るためにルーティーンとして組み込んでいたプライベートのお出かけも、自粛という名の言い訳で、面倒になってやめてしまったり頻度をかなり少なくなってしまった。
それは、ジム通いや毎週の映画館での映画鑑賞、美容クリニックでのお手入れなど。もちろん友達との飲みも。
「コロナ落ち着いたら会いたいね〜」で済まされたから。

それで何も問題はないと思っていたが、2021年も終わりが見えてきた今。

何も思い出がないことに気がついた。
いや、正確に言うと2つだけある。それは年始、緊急事態宣言の合間にギリギリ敢行された香川出張と、9月に行った田中圭の舞台だ。

おっさんずラブ(不動産)で見事田中圭に陥落して以降、推し活に余念がなかったが、いよいよ舞台に手を出し、生田中圭を拝めた素晴らしい出来事だ。
てゆーか、舞台にハマりそう。

いくらなんでもこの2つだけでは、、、と思いつつも、冒頭に感じた絶望感は書きながらやや和らいだ。ありがとう、田中圭🥺

少し話が外れてしまったが、もちろん日々の細かい喜びや、楽しさを感じた出来事はある。
でもそれはほぼ、自分の中だけで感情が波打ち、自分以外は誰も登場人物がいない思い出だ。

やっぱり人と会うということをしないとダメなんだなとわかった。インドア派の私でも。
本当にあっっっ…という間に、心が動かないまま時が経ってしまう。

ワクチンの接種率が高くなってきて、GOTOキャンペーンが再開されるという話もある。
経済のためではあるけど、生きる意味を、感情豊かに生きるためにも、外へ出なければと思っている。

出掛けなければ思い出は残らない。

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