ワーク・ライフ・バランスを実現するためには

常に職場で繋がると仕事と仕事以外の境界線がぼやける。

制度を利用すると仕事に対する熱意が乏しいとみなされるリスクがあるのではないかと危惧する人が多い。

これを打開するためには1.管理職の教育と2.企業文化が必要である。

上司は、部下から見た場合地位の高低に関わらず、組織を体現する人物であり、この人物が精神面でも実務面でも支えてくれれば、ワーク・ライフ・バランスが実現する可能性は高い。

逆に言えばそれができない上司を持つ部下にはワーク・ライフ・バランスの考えも浸透しないし、それを受け入れ、実現する可能性も低くなる。

そして管理職の教育を施すという企業姿勢が必要である。個々人の管理職の内発的な動機での個人的な活動では不十分である。

従業員として、あるいはリーダーとして重要なのは、プロフェッショナルとしてのアイデンティティの幅を広げ、家族や地域社会のための余力を残し、仕事以外の活動に意義を見出せるようになることである。自分の余暇を大切にするようになれば、職場にいる自分と職場の外にいる自分とのあいだにバランスを見出し、区別することが容易になる。

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