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スポヲタ情報局 (Sporta News)

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2018年9月の記事一覧

FIBA女子バスケットボールワールドカップ!ミドルシュートの重要性?!

まずは日本対スペイン戦における日本のショットチャートを見てみる。 写真:2018年9月22日、日本対スペイン戦における日本のショットチャート http://www.fiba.basketball/womensbasketballworldcup/2018/game/2209/Japan-Spain#|tab=shot_chart 明らかにペイントエリア内(3秒ルールが適用されるエリア)のシュートと3Pのシュートに偏っているのが分かる。もちろんそれは戦術的な部分があり、バス

FIBA女子バスケットボールワールドカップ!日本VSプエルトリコ速報!!

第1クォーター 日本のオフェンスの最初の5本は全てスリーポイントシュート(そのうち2本成功)で始まる。さらに馬瓜がチームとして3本目のスリーポイントシュートを成功させる。残り3分、18-11と日本が7点差リードの段階でプエルトリコがタイムアウトを取る。この時点でインサイドも効率よく攻めることができていた。また、日本のディフェンスも良くプエルトリコシュートの成功率を下げさせていた。”髙田、宮澤を休ませることができるか”ということも同時に注目。その後、水島がスリーポイントシュート

FIBA女子バスケットボールワールドカップ!グループの順位が確定!!

まず分かりやすいグループDから。中国がセネガルに勝利して、 1位:アメリカ、2位:中国、3位:セネガル、4位:ラトビアとなる。 そして、スペインとベルギーの試合は本当に死闘となる。ベルギーが8点差以上で勝利すればベルギーが1位となるこの試合。スペイン15点差ビハインドで始まった第4クォーター、残り1分でこのきわどい点差(8点差前後)でベルギーがリードする展開。スペインが残り1秒でフリースロー2本を獲得して2本とも決めて7点差!!!スペインが1位となると思いきや、ベルギーがブ

スポーツ海外留学における『クラウドファンディング』の可能性

『新世代サッカー指導者のWEB戦略』vol.5 Vol.4▶︎『若さは"武器"となり、若さは"邪魔"をする』 *** ■留学に付きまとう「資金」の問題これから世界で戦う日本サッカーにとって「指導者を海外にどれだけ出せるか」というのは、1つの大事なテーマだと確信しています。島国であり、日本語のみを話す日本という国において、世界一グローバルなスポーツで戦うために、避けて通ることは出来ません。 そこで我々に重くのしかかるのが「お金(資金)」という問題です。本来であれば日本サ

FIBA女子バスケットボールワールドカップ!グループリーグ最終戦に向けて状況整理

まず全体のスケジュールを確認してみる。公式サイト(※)によると、 ・22、23、25日の3日間でグループ予選を行う(24日は休息日)。 ・26日に各グループの2位と違うグループの3位が対戦し勝者が準々決勝に進む。 ・27日が休息日となり、28日から30日にかけて準々決勝、準決勝、決勝と順位決定戦を行う。 ※http://www.fiba.basketball/womensbasketballworldcup/2018/competition-schedule 前回の記事の仮

FIBA女子バスケットボールワールドカップ!大会2日目途中時点の順位について

日本がオーバータイム(延長戦)の末にベルギーに勝利した!第1クォーターから日本が多くの時間帯でリードしていた展開から、第4クォーターにベルギーに追いつかれ逆転されてしまった。しかし、残り時間約1分馬瓜エブリンのスリーポイントシュートで同点に追いつく。その後は両チームとも得点できず延長戦に入る。 延長戦では先にベルギーのエースシューターにスリーポイントを決められて先行されるが、その後に宮澤が2本のスリーポイントシュートを決めて逆転!!最後は守り切り勝利を収めた。結果として日本と

FIBA女子バスケットボールワールドカップ開幕!日本代表と大会フォーマットについて

いよいよ開幕となるFIBA女子バスケットボールワールドカップに向けて、日本代表メンバーが発表となった。日本バスケットボール協会の公式サイト(http://www.japanbasketball.jp/japan/46683)によると下記のメンバーとなっている。 #0 長岡 萌映子 (SF / トヨタ自動車アンテロープス) #1 藤岡 麻菜美 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ) #7 水島 沙紀 (SG / トヨタ自動車アンテロープス) #8 髙田 真希 (PF /

女子バスケワールドカップ開幕!最強アメリカ代表の注目選手

・4つのオリンピック金メダル ・3つのワールドカップ金メダル ・3回のWNBA チャンピオン ・2回のNCAA全米チャンピオン ・4回のユーロリーグチャンピオン ・2回のユーロスーパーカップチャンピオン ・5回のロシアリーグチャンピオン これだけのチャンピオンを経験した女子バスケ選手がいる、その名前が「スー・バード」である。先日発表された女子バスケワールドカップに向けてのアメリカ代表にも選出され、4つ目のワールドカップ金メダルを目指す戦いに挑む。スー・バードは2018年のWN

米国から学ぶ、「マイナー・ニッチスポーツリーグ」の重要性①

日本でメジャースポーツといったら、野球、サッカーの2つのチームスポーツと、相撲(ゴルフ?)あたりなのではないでしょうか? 今バスケではBリーグ発足と同時に、メジャースポーツ化に向けて動き出していますが、その認知度、収益性を考えると、まだ完全なメジャースポーツにはなり切れていないかと思います。また卓球等もプロ化を目指して動いている(動いた?)とも聞いていますが、まだまだニッチスポーツの領域を脱せていないかと思います。 では、ところ変わってスポーツ超大国米国ではどうかというと

10年目の邂逅‐その1‐

2018年ももう少しで3分の2が過ぎた。ふと思うのが2018年は1998年から20年。1998年は日本のスポーツ界でいろんなことがあった年のように思う。 ・日本サッカー代表が初めてワールドカップに出場(開催地はフランスで、結果は予選リーグ3連敗)。 ・松坂擁する横浜高校が甲子園春夏連覇(当時史上5校目、夏の準々決勝・準決勝・決勝はすべて伝説的な試合)。 ・田臥を中心として能城工業が高校3年間9冠を達成(現時点で他に達成した高校は無し)。 ・冬季オリンピックが長野で開催され、ス