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【エッセイ】9年ぶり

僕は感情を表に出すのが苦手だ。
会話をしている時は、常に「言ってもらって嬉しいけど、嬉しがると気持ち悪いよな〜」とか「すごいことだから褒めたいけど、褒めるの恥ずかしいな」とか思ってしまう。
自他共に認めるどうしようもない小心者である。

それでも最近は小心者を治そうと意識して人を観察している。
多分、僕は昔抱いたネガティブなイメージを全員に当てはめている。
それを払拭するため+5年ほど前に有名な陰陽師に言われた言葉を思い出したからである。

たまたま有名な陰陽師に占ってもらう機会があり、その時に
「君は35歳の時に一般人の一生の数倍の運が回ってくる運命だよ、だからそれまでに人を見る目を養いなさい」
と言われ
「どれくらいの運なんですか?」と聞いたところ
陰陽師は目の前の机を指差し
「この机に乗ってる湯呑みが一般人の一生の運だとすると、君のはこの机の半分くらい。君は35歳で社長になって設立当初から従業員をかかえ、ゆくゆくは紅白のスポンサーになるくらいの会社になるよ」
と言われた。
僕は全然信じていなかったが、その話を聞いた友達3人が別日に占われに行ったところ、だいぶ厳しめの意見を言われて落ち込んで帰ってきたので、少し信じてみようかなと思いつつ、ずっと忘れていた。

人を観察するようになってから、驚きの発見が多くあった。
もちろんだが、自分が当てはめてたイメージと全く違うリアクションや会話、行動があったり、見てるこっちがほのぼのとしたり嬉しくなったり場面に出会えたり。
人を見るということに楽しさを感じてきており、もっと自分を曝け出してもいいのかなとまで思っている。
まぁ、だからといってKING of 小心者がすぐに治るわけではないのだが。

とりあえず、何が言いたいかというと水・木と都心に足を運び、9年ぶりに会った友達の感情の豊かさに感化され、自分も頑張ろうってなったということ。
色々書いたけど、ただただ楽しかった。

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