2021年にあなたの心に残ったコンテンツは何ですか?そして2022年は?
こんにちは、かしお優です。
2021年に心に残ったコンテンツ(本を除く)をまとめました。
俺も私も「これ俺も読んだなー。」「これ忘れてたわ。」「こんなんあったんだ。」と、少しでもひっかかるものがありましたら幸いです。
広告業界
日本のメディアは広告だらけで邪魔、読みにくいと思われる方は多いと思います。それがなぜか考えたことはありますか?広告を貼らないと収支が合わないからです。
なぜ日本のCPMは低いのか? CPMというのは、雑にまとめると、広告主から媒体に支払われる料金の単位のひとつです。記事によれば、米国とどれくらい違うかというと
アメリカは、CPMが200ドル(約2万円超)ぐらい。
日本では、CPMが数百円~経済紙など専門媒体でも、高くて2000円程度。
10倍以上ですよ?
しかも2000円もの単価で売買される媒体はほんの一握りです。このような現状で、メディアに勤めている人、編集者が経済的に将来を楽観できるでしょうか?
「広告主がプレミアムなアドネットワークの価値を認めて適正な価格を支払ってくれたら、、、」くらいに浅はかでゲンキンなことしか考えたことがなかった私は、それが90年代に予見できた未来だったことに衝撃を受けました。
編集界隈
ちょっと寄り道して編集業界。事業会社であるユニクロがオウンドメディアどころか雑誌を創刊してしまったという。確かにメディアや出版社である必要性が無い。存在自体が事業会社にユーザの心をつなぐものである以上、一切の広告も不要。
元ポパイの編集長さんが執行役員として入社。
そうか、そういう時代なんだと、思わず、サントリーの洋酒天国についての文庫本を読み直しちゃいました。
SaaS界隈
Treasure Dataという会社が好きなのですが、もうほんとにこの話、ドキドキしました。
番外編として、MailchimpがIntuitに買収されたニュースにまつわるドタバタ。
エンジニア界隈
2021は新人エンジニア向け研修資料がいろいろ公開されましたね。
次に、給料の話。
エンジニアに限らず中途で入ってくる人の給料のほうが高いなんて、もう当然あることで何とも思わなくなっていましたが、エンジニアこそジョブディスクリプションがはっきりしている職業なので、会社に留まりながら市場価格による給料の是正がされて良いのではないかと。流動することにもメリットはありますが、流動しなくていい人を待遇面で流失するのはもったいないですね。
次、堀江さんいわくの、インターネット黎明期と似ている の例えで、初めてそういうわけで宇宙だったのかと知りました。
デザイン
これはすごく没入感がありました。脳みそにプラグを繋がれてダサいを科学されました。
CookieとApple
まずは押さえておきたいCookieのトラキング規制と代替技術について。この資料が分かりやすかったです。
Googleが古くからSEOにサイトの読み込み速度という体験の重要性を取り入れ、軽快に動くChromeブラウザを無償で配り、そして今、広告業界のオセロをパタパタとひっくり返していく戦略の凄さに思いを馳せてしまいます。
ここには載せられないのですがGoogleさんのセールス資料もトークスクリプトが変化しているようで、技術とマーケティング両面で腑に落ちました。
次にAppleの話。
ITPほど話題を呼んではいませんが、日本はi-phoneのシェアが大きいので、Appleがメールマーケティングに与えた衝撃は大きく、数か月で開封率という指標は素直に見ちゃダメなものになりました。WebのITPのときと同じようなことが起こったことになります。
日本語ならプリンシプルさんのBlog。
英語ならValidityのBlogが詳しいです。
マーケティング
Newspicksの有料記事ですが、BTSがどうやって米国で成功できたのか、想像以上のファンの力に驚かされました。
次は、北の達人コーポレーションのこの記事。一昔前と違って、ちょっとやそっとのビジョンでは人は会社に共感しなくなってきていると思っています。ビジョンじゃない側面のこういう努力は、新鮮な驚きがあります。
で、どんな商品を売っているのかというと、こういう感じで、嫌いな人が見たら「ゲッ」とか怪しいとなると思いますが、仕事柄、LPはいろいろ見てた私から見るとCVさせるコツは詰まっていると思います。数字を見ている会社のはず。「額の折れグセ」っていう言い回しも、分解力が(笑)すごいです。
あとは、ドストレートにヤッホーブルーイングさん。
そして、ビールじゃない、Yahooさん。
最後は、ポテトフライ。なんでしょうね、もうギラギラキラキラした最新のマーケティングな話に乗っかろうと思っている自分が嫌になっちゃう。ので、気になりました。
プロジェクトマネジメント
PMBOKの存在自体を忘れていましたが、うわぁああ、となりました。分かりやすいnoteありがとうございます。
生き様
なんだかとにかくステキでした。
以上、2021年を振り返ってみて思い出せたコンテンツの数々でした。2022年は、どんなコンテンツが心に残る年になるんでしょう。
LANケーブルが作れる珍種です。プロダクトマネージャーとして多国籍なエンジニアリングアチームをアジャイル移行しようと奮闘→オンラインでよりよく働く未来を追求したい→DX Criteriaを世に広めたい(プロボノ)&オンラインホワイトボードMiroでマーケティング(本職)中。