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新型コロナでも中小企業がテレワークに移行できない理由

 東京含め主要都市で緊急事態宣言が出され、飲食店さんはじめ営業の自粛要請が始まってますが、実は大都市圏の中小企業さんは思いのほかテレワークに移行できない現実があります。

「零細には厳しい」 緊急事態宣言でも出社を続ける事情:朝日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00000006-asahi-sctch

意外と費用がかかるテレワークの仕組導入

 お金に余裕がある企業は、対象者全員にノートPCを支給したりして早々にテレワークに移行を図っていますが、中小企業はなかなかテレワークに移行が出来てないのが現実です。というのも「よしテレワークに移行するぞ!」って言ったって、まず

 ・誰に相談したらいのか
 ・何を導入すればいいのか
 ・どうやって運用したらよいのか

が一切わからないんですよね。通の中小企業は。そして意外とびっくりするのがその費用です。

テレワークに移行するための費用

 では実際にテレワークに移行するために、具体的にどんなものが発生するか代表的な例を挙げていきます。

①VPN環境の準備(VPNサービス契約 or VPN可能ルータで設定作業)
②ノートPCをテレワーク対象者に支給する
③ノートPCにウィルスソフトなどセキュリティ設定を行う
④ノートPCにメール送受信の設定を行う(WEBメールの会社は不要)
⑤ノートPCに社員それぞれが使っている専用ソフトをインストールする
⑥ノートPCに社内共有ツール設定を行う
⑦ノートPCにOffice関連のインストールを行う

 ざっと挙げただけでこれくらいは思いつきますが、細かいこと言うともっと出てくると思います。恐らく10名の社員をテレワークへ移行するだけでも、軽く200万円くらいの初期投資が必要となるでしょう。
 もし仮に20名、30名をテレワークに移行する場合の費用は中小企業にとって結構莫大な費用になると思います。
 これがテレワークがなかな世の中に浸透していかない理由の一つであることは間違いないですね。

他の問題も

 予算的にノートPC支給してテレワーク環境移植が難しい場合は、社員の自宅PCを使い、会社のPCへリモートデスクトップ接続してテレワークしてもらうことを検討する企業も出てくると思います。
 ですが、この場合は支給したノートPCならまだしも、会社設置PCのデータが自宅PCへデータがコピーし放題になりますので、セキュリティ上は完全にカオスになります。
 さらに、疑うわけではないですが、テレワークに移行した社員さんが仕事をしているかが全く見えなくなります(ここが一番大きいかも)。ノートPCからVPN経由で仕事しようが、リモートデスクトップで繋いで仕事しようが、社員さん達がきちんと仕事をしてるのかが全くわからないし、評価ができなくなるのです。信じたくはないですが、
 まさに悪意のある社員にとってはパラダイスですよね。

結論

 これらのことを考えると、中小企業にとっては至急テレワーク環境準備して移行するのは相当厳しいと思います。
 次回はこれらの問題点をカバーしつつ、比較的安価に移行できるテレワークシステムで実際に当社が使っているものを紹介していきます。

お問合せ

 至急テレワークの仕組みを準備したい方もいらっしゃると思いますので、お急ぎの方は下記からお問合せください。当社が使ってるテレワークシステムを格安で導入支援します。

https://note.com/yukariyama/message


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