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noteに初投稿してみて感じた違和感「女性起業家」…?

昨日、初めてnoteに投稿してみてあまりの使い勝手の良さに
関心することばかり。
こんなツールが無料で使えるなんて!すごいな、現代社会!!
熱が冷めないうちに「公開設定」なるボタンを押してみた。

すると、
「関連するハッシュタグを2〜4個つけることで、記事が読者に見つけられやすくなります。」とのこと。

なるほど、ハッシュタグを付けるのか…
いや、そんな、タグをつけるようなたいそうな内容でもないので、
わざわざ見つけていただくのも恐縮です…と思いつつ、
やはりせっかくサービス開発しているのだから、
告知に繋げなければ…というよこしまな気持ちから、ハッシュタグを付けてみることに…
恐る恐る、「#起業」という文字を打ってみた。

すると、「あれ?」と思う事態に…
「#起業」と打つだけで、「起業」に続く言葉が自動でたくさん出てくること自体は素晴らしいUIなのだけれども、
なぜか「#起業女子」「#ママ起業」「#女性起業」「#主婦起業」…
と、「女性」というキーワードがどんどん出現…

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ちなみに、「#男性起業家」「#起業男子」という言葉は各1件。

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あれ?なんだろう…
なんだかちょっと違和感。。

あれに似ている。
一昔前に流行った「イクメン」という言葉。
普通は男性は育児しないよね、という前提に立った言葉。
その言葉が流行っていた当時、ちょうど出産育児と仕事の両立に奮闘していた私は憤り、
「おいおい!私にも誰か”イク女”とかいってもてはやしてくれよ」
と思ったものだ。

ただ、「女性起業家」には「イクメン」ほどの憤りや不快感はない。
私自身これまで、あちこちで「女性起業家の河合さんです」「河合さんはワーキングマザーなんです」という紹介をされてきた。
その度に、別に不愉快な気持ちにはならないが、「うん?あれ?今なんであえて”女性”って付けてみたんだろうか?」という不思議な違和感を感じた。
だって、私が男性だったら、「男性起業家の河合さんです」とは言われないだろうし、ビジネスの場であえて「ワーキングファザーで…」と子供がいることを公にされることもないだろうに…

彼らに全く悪気がないのは分かっている。
むしろ、良かれと思ってそういう言葉を使いながら私をアピールしようとしてくれているのだろうという愛情すら感じることもある。
だから、「イクメン」のような憤りや不快感はない。
ただ、何か喉の奥にひっかかるような「違和感」があるだけだ。

「イクメン」同様、「女性起業家」「女性管理職」「ワーママ」「女性議員」…といった言葉の背景には、”ビジネスや政治の世界に普通、女性はいないよね”という前提に立っている。
ジェンダーギャップ指数120位の日本ではそういった前提があまりにも多く、私ももう慣れっこになっていて、いちいち過剰反応することもなくなったのだが、それでもやはり、感度が高くて意欲的な人たちが集まるこのnoteの場でさえも、こういったハッシュタグが活用されているということに愕然としたのだ。

ビジネスの場において、男性も女性も関係ない。
色んな人が「普通」にいる。
そんな世界を作りたくて、WorkExというサービスを開発しようと思ったんだったな…
と初心に帰った、note投稿1日目でしたw

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