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会いたい人に、会うということ。

たかが電車に乗るだけ。たかがそれだけのことが、とても緊張するということを理解してくれる人は限られていると思っています。
生まれて初めて電車に乗るわけでもないのに。もう数え切れないくらい、乗ったことがあるはずなのに。

今日はどうしても会いたい方がいて、体調が万全ではない状態でしたが家を出ました。私にとって「誰かと直接会う」という行動を取ることは、とても大切にしたい価値観の一つです。

もちろん、同じような考えの方はたくさんいると思います。
コロナさえなければ、いろいろな場所でたくさんの人が、直接会うことで生まれる感動を体感していたに違いないからです。


数カ月ぶりの渋谷でしたが、到着した安堵感と目的地までの道のりを辿ることに集中していたため、どんな様子だったかの記憶は残りませんでした。
マスクを少しずらしながら、以前、仕事でこの辺りを通ったことを思い出しながら歩きました。


オンライン参加の可能なセミナーでした。
けれど、どうしても今回は講師の先生に会いたかったのです。
どちらかと言えば口下手と自覚する私は、流暢に話すことができるわけではないのに、何となくその場の雰囲気を肌で感じるのが好きです。
汗だくになりながらも到着し、ご本人にお会いした嬉しさはひとしおでした。


私にとって今日の外出は、コロナの心配よりも「電車移動できるか」の心配の方が勝っていました。
途中で気分が悪くなることを考えて、少し割高になったとしても利便性の高い路線を選んだり、もちろん薬をバックに忍ばせたり、いろいろ考えながらの準備となりました。

たかが電車に乗るだけ。

乗車時間は40分ほど。乗り換えは1回。
下車してからの道のりは知っている。

そこまで心配する必要のない状況なのに、今日はとても不安でした。
私は以前、全般性不安障害を経験しました。
今では回復していますが、体調や緊張の度合いによって症状が出ることがあります。
このところの暑さによって、体調が悪いこともあり、途中で具合が悪くなることをとても恐れていました。

手元は少し震えていたけれど、気分が悪くなることなく、帰って来ることができました。


会いたい人に、会うということ。

私にとっての「会いたい人」は、2種類あると思っています。
一つは、しばらく会っていない人。久しぶりに会いたいなと思える人のことです。
もう一つは、「この人に会うことで人生が変わるだろう」と思える人です。今、この時に会っておくべき人。会っておかないと後悔するだろう人。自分の人生に大きな影響を及ぼすであろう人。
言い換えると、今の自分に必要なものを教えてくれる人だと認識した人だと言えます。

この価値観は、私の中でとても大切にしたいものです。
オンラインでも得られない。動画でも得られない。
直接会って、声を聴く。言葉に触れる。それが重要なのです。

と、いうことで。
会いたかった講師の先生にお会いして、
体調も悪くならず、
今、こうして興奮気味にnoteを書き、
ふと気づきます。

一緒に写真撮ってもらえばよかった……(T_T)

なので、またお会いできる機会を狙うことにします。

充実した一日で本当に良かった。
それから、私も、会いたいと思ってもらえるような人になりたいな。

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