見出し画像

通り過ぎる。から始まる。


大学生の娘は、
それなりに毎日忙しそうだ。

大学に行って勉強し
家の近くのお店でバイトをする。

休みの日もバイトを入れてるから
そこそこ忙しい。


彼女は高校時代
ダンス部に入っていた。

部活以外でも
たくさん友達ができて

限られたおこづかいをやりくりしながら
遊びに行ったりしていた。

すごく
楽しそうだった。


大学に入ったら
自分の居場所があまりないと感じたり
友達ともフィーリングがぴったり合わないと
話すことがあった。

すごく悩んでいるというよりは
漠然とした感覚。

それで大学に行くのが嫌になるとかではないけれど
何かちがうようだ。


まぁ、
大人であるなら
「どこに行っても、世の中なんてそんなもんさ」
と一蹴してしまうかもしれない。


話を聞きながら
高校時代に良い友達に恵まれたことを
親子共々、感謝してみたりする。


通り過ぎる。から始まる。


大人になるということは
通り過ぎることかもしれない。

何となくだったり一生懸命だったり
その時を過ごした自分の横を
通り過ぎて、次の瞬間が始まるのだ。


結局のところ
大学の友達のことを考えてみたら

「こんな私の友達になってくれるなんて、
ありがたいねぇ〜」と

酔っ払いみたいに緑茶を飲みながら
ニコニコし始めた。


数年後の彼女が
大学という場所から通り過ぎる時、
そこからまた始まることを
同じように感じるのかもしれない。

その時もまた、
見守っていよう。

日常のふとした瞬間や閃きを、毎日書き記しています。 応援してくださると泣いて喜びます(T_T) Twitter:https://twitter.com/yurari_0_0