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人が「集まれない」ことへの閉塞感 〜#春は必ず来る〜

新型コロナウィルスの影響は、経済的にもさまざまな業界に影響を及ぼしている。そんな中、先日、音楽系3団体をはじめとする、エンタメ関連各社が声明文を発表したのを目にした。

<一部抜粋して、転載させていただきます>
エンターテインメントが再び多くの皆さんに大きな力を与えることができるよう、細やかな知識や情報を、率先して広げていきたいと思います。

我々も、開催に向け実施可能な感染防止対策を行いますので、少しでも沢山の皆さんが感染拡大防止の知識を増やし、事態の収束への意識を強く持ち、新型コロナウイルスに1日も早く打ち克ち、その結果、共に楽しいエンターテインメント空間を描けることを心より願っています。

エンターテインメントを愛する皆さんと共に。

#春は必ず来る

2020年3月4日
一般社団法人日本音楽事業者協会
一般社団法人日本音楽制作者連盟
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会

私自身、数ヶ月前から仲間と計画して、まさに今日この日にちょっとしたイベントを実施することになっていた。何十人も集まるようなものでもなかったが、諸所について検討した結果、延期とすることにした。

延期にしたことで、現状は赤字となっている。会場を抑えたキャンセル料がペイできていない状態だからだ。

この状態に不満を言いたいのではない。延期にしたわけだから、いずれペイできることも分かっている。ただ、何よりも今日この日に実施する「価値」があったため、「みんなを集めることができない」という状況が残念でならないのだ。


人が「集まれない」ことへの閉塞感 〜#春は必ず来る〜

話を戻そう。
少し前の仕事は、エンタメ業界に関わりがあった。
その時に親しくなった方から、「イベントは無観客ですることになった」と聞いた時、ものすごく心が苦しくなった。

もちろん、会社としての損失も大きいことは重大なる懸念事項だが、「人が集まれない」という状況にど、どれだけ歯がゆい思いをしているかと思うと泣けてくるのだ。

音楽が大好きな人たちが
音楽が大好きな人たちを集めて
音楽が大好きな人の演奏を聞いて
その場所に集まった全員で熱狂する

この瞬間、この時間のために、日々仕事をしている人たちがいる。

熱狂なんてなくても、生きていけるけど、熱狂できる人生は素敵だ。
熱狂できる人生を与えている、素晴らしい人たちなのだ。

いつまで続くかまったく分からず、ただ、その時を待つばかりだ。
今できることを、気を緩めずに取り組む。
慣れは恐ろしい。自分ごとと思えないことも恐ろしい。

一日も早く「人が集まれる」状態になりますように。


音楽はいつだって、人の心に寄り添ってきた。
#春は必ず来る





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