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すべて分かってしまったら、すべて変わってしまいそうだから。


テレビを観ない私は、「はんざわなおきも」「きめつ」も知りません。字面もハッキリ覚えられないくらい興味がないからです。

実は幼い頃から、皆んなが良いと思うものには興味を持ちたくないという思考を持っていました。
大人になってからは、そこまで意固地ではないにせよ、時流に乗ることに積極的でないのは確かです。
多分、触れたら面白いと思うのでしょうが、そこまでの行動に出るほどの興味が沸かないのです。


「皆んなが良いと言っているものや、流行のものも、少しは興味持ってみるといいよ」と助言されたことがあります。確かに、注目を浴びているものというのはそれなりに理由があるので、その時は納得して相槌を打つのです。けれど、ひと度素の自分に戻ると、やはり積極的になれない自分がいます。

何にブレーキがあるのかといえば、ちょっと激しそうな会話がありそうだとか、グロそうな場面がありそうだとかはあると思っています。不安を抱えやすい方だし、強度のHSPということもあるかもしれません。

時代は流れていくので、来年の今頃は、また別の何かが話題になっているのでしょう。そしてまた、私はそこから距離を置いているのかもしれません。

なぜここまで積極的になれないかを考えてみたところ、皆んなに同調することに義務感を覚えたり、疲れたりすることが嫌なのだと考えています。

私が育った昭和の頃は、テレビがメインでした。
とある人気番組を観て、学校の休み時間にそれを友達と語り合う。それを観ていないと話題についていけない・・・。なんとなく、こんなイメージが自分の中にあるような気がしています。

中学生くらいになると、ほとんどの女子はアイドルに興味を持っていましたが、私はというと、渋い洋楽にどっぷりハマりはじめました。誰とも話題を共有できない自分が、逆に嬉しかったのです。
そして、楽だったのです。


すべて分かってしまったら、すべて変わってしまいそうだから。

恐らくこれからも、この思考はあまり変わることがないと思っています。
話題のものに一切触れない!とまで意固地になっているわけではないので、ナチュラルにこの考え方のまま。

皆んなが話題にしている、「はんざわなおき」や「きめつ」など。すべて分かってしまったら、きっと私は皆んなと同じように、分かち合うようになるのかもしれません。

そしてきっと、何だかちょっと疲れるはずなのです。

ああ、やっぱりHSPという気質が影響しているのかなと。笑
とりあえず、自分の気持ちに素直に。
皆んなちがって、皆んないいの時代に、なってきているのだから。

変わらぬように。
変わらぬように。
知らないことで、変わらぬように。



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