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文京区「根津神社」の蔀戸

みなさん、こんにちは。
次回、紫がたり第百五十一話 関屋(一)は10月18日(火)に掲載いたします。
さて、今日は文京区にあります「根津神社」について。
つつじの名所で知られる千駄木にある有名な神社ですが、東京十社に数えられ、1,900年前に日本武尊によって創建されたという古い御社です。
真っ赤な鳥居が連なる様子はビジュアル的には伏見稲荷大社にも負けておりません。

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さて、源氏物語を書きます私にとって注目したのは拝殿の蔀戸(しとみど)です。
平安時代の絵巻などでもたまに見られますが、要は扉ですね。
平安の物語を書いておりますと、家屋がすごくオープンな雰囲気ですが、ちゃんと戸締りもしていたわけです。
「蔀戸」という言葉は知っておりましたが、イメージがし辛かったのです。
ところが、根津神社にお詣りしたらオールクリアでした。
上下に開閉するタイプでオープンしている場合は天井から下げられた棒でひっかけて固定する感じです。
ウィキからの写真がわかりやすいかと・・・。

蔀戸

平安時代は夜盗などもいて物騒でしたから、けっこう頑強に戸締りをしなくてはならないのですね。
ともあれ、根津神社の拝殿の蔀戸はすごく立派でちょっと感動しました。
もしもお出かけになる時があれば、ぜひこの蔀戸も見てみてください。

ところで、ものすごく驚いたのですが、境内で鳥の声がすごいので、仰ぎ見たら緑色の鳥が数羽・・・。
温暖化恐るべし、なのでしょうか。
あれはどう見ても野生化したインコでした。

インコ

明日は『3分キャット』についてです。

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